ライターに“年齢制限”はあるか？ 現役JKがライターデビューした話

世の中にある仕事は、たいてい働ける年齢が決まっている。

大卒を採用する会社であれば、22歳で入社して定年の65歳まで働くことになる。高卒採用であれば、働き始める年齢は19歳。アルバイトであっても、｢高校生不可｣として年齢制限を定めているところは多い印象を受ける。

ここで、私はふと思った。

ライターには、年齢制限ってあるんだろうか？

ライターに年齢は関係ない

結論から言うと、いくつから始めてもいいし、いくつまで続けてもいい、と私は考えている。

私は今年の4月からライターを始めた。今の年齢は17歳、現役の高校2年生だ。私の年齢をほかのライターさんが知ると、たいていとても驚かれる。

｢なんでライターをやろうと思ったんですか？｣とたまに聞かれるが、理由はそこまで大それたものじゃない。父親が長年ブロガーをやっている姿を見ていたので、いつか自分もたくさんの人に自分が書いた文章を見てもらいたいと思っていたからだ。

でも、やはり年齢は気になるもの。

いろいろなサイトで多くのライターの方を見てきたけれど、ほとんどが20代～40代。10代なんてごく僅かだし、ましてや高校生のライターなんて私は知らなかった。

大手クラウドソーシングも18歳以上でないと登録できないし、もしかしたら私が知らないだけで、「高校を卒業してからじゃないとライターはできない」という暗黙の了解があるんじゃないだろうか……。じゃあ、私が執筆させてもらえるメディアなんてないんじゃないだろうか？そう思ったときもあった。

大切なのは行動力

それでも、私はライターになりたいという思いを捨てることができなかった。

血眼で数々のサイトを探し回り、やっと見つけたのがここ、クレイジースタディ。高校生がどうこうという表記はされていなかったけれど、公開されている記事を何本も読んではっきりと思った。

｢私、ここで記事を書きたい！｣

年齢のせいで断られてもいい。そもそも、ダメかどうかなんて聞いてみないとわからないじゃないか。ここで動かずにずっともやもやした思いを抱えるより、行動して断られたほうがすっきりできる！ その一心で、ライター志願のメールを送った。

その一か月後、はじめての記事が公開されることになる。

もし怖気付いてメールを送らずにいたら、今の私は存在しない。ライターになりたいと思っているただの高校生として、悶々とした思いを抱えながら日々を生きることになっていたことだろう。

文章力や企画力、構成力は経験を積まないと上がらない。経験を積むためには、文章を書く以外に方法はない。

もちろん、待っているだけでは執筆の仕事はやってこない。だから、自分から動かなければいけない。大切なのは、その一歩を踏み出すまでだと私は思う。年齢とか職歴とか犯罪歴は全く関係ない。大切なのは、行動力だ。

年齢だって武器にできる

ここまで、年齢をハンデとして扱ってきたが、視点を変えて考えてみよう。

同年代が少ないからこそ、独自の視点で書けるものがあるのではないだろうか？

例えば、同じひとつの社会問題についての文章を書くとする。

私のように高校生であれば、自分の意見だけではなく同級生や部活で親交のある先輩・後輩にも話を聞きやすい。その結果、高校生のリアルな意見を反映した記事が書ける。また定年後の方であれば、自らの豊富な人生経験から鋭い意見を織り込んだ文章が書けるはずだ。

少数派だというのは一見マイナスに見えるけれど、裏を返せば独自性があるから他との差別化がしやすい。

何も、この話はライターという仕事に限った話ではない。どんなことだって、始める年齢や性別、嗜好は関係ない。「私は人と違うからな」と思っても、見方を変えればそれは誰にも負けない個性であり強みなのだ。

人と違うことを恐れず、考えるより行動してみる。それだけで、人生は少し面白くなるかもしれない。

これからも、私は数少ない高校生ライターとして、若さを武器にバリバリ輝いていければと考えている。

もしもこれを読んでいるあなたが「ライターになりたい。でも私なんかが……」と思っているならば、私は声を大にして言いたい。

｢うじうじしてる暇があったら動いたほうがいいよ！｣

ここ、クレイジースタディの所属ライターは年齢も居住地も職業もバラバラ。高校生ライターだって私を含めて2人いる。自分の個性を最大に生かして輝ける場所。私はクレスタをそんな場所だと思っている。

だから、迷っているのであればまずクレスタで書いてみるのはどうだろうか。所属ライターはみんなとても気さくで面白くて優しいし、記事作成に当たってサポートもバッチリしてくれる。初心者にとって、ここまで待遇がしっかりしているところはそうないのではないだろうか。

応募はいつでもフォームからできるので、難しく考えずに動いてみよう。あとは編集長のじきるうさんがバックアップしてくれる。

一緒にクレイジースタディで、一歩踏み出してみませんか？

（執筆：アシベシゲル）