愛を書き殴った記事、異常な労力をかけた記事、一種異様な視点をもった記事……。未来へ語り継がれるような、狂気をはらんだ記事のテッペンを決める戦い、『狂気記事王決定戦』。
最終的には49名もの方にご応募いただきました。みなさま珍妙な祭にご参加いただき、どうもありがとうございます。
残念ながら、応募作品のうち2名は「サムネイルでデカデカと8/31締切を主張しているにもかかわらず締切後に提出してきたため失格」となりました。今回は47名のなかからの選考となります。みんな、締め切りはちゃんと守ってね!!!
それでは狂気記事王決定戦、審査結果を発表いたします。審査結果だけではなく、気になった作品はぜひ読んでくださいね!
最優秀賞(狂気記事王)
該当作品なし
最優秀賞(狂気記事王)ですが……大変申し訳ございません。審査委員で議論をかさねた結果、今回は「該当なし」とさせていただきました。良い作品が多く、最優秀賞を絞り込むことができませんでした。
代わりに優秀賞を4名とし、賞品をAmazonギフト券1,000円分→2,000円分にUPさせていただきます。
優秀賞
新宿としりとりをしたら「る」攻めされた話(作:一流)
【作品紹介】
新宿の街をもっと知るため、しりとりを挑んだら「る」攻めされて大変なことになった話です。
「ひとり遊びも突き詰めればこんなに面白くなるのかと驚かされました。次々とたたみかける様はハライチの漫才みたいです。『ドトールを残しておく余力』など、単語へのコメントもひとつひとつひねりが効いてますね」
「街中にあるものでしりとりをする、というのは以前からよくあるネタですが、まさか『る攻め』されるとは思っていませんでした。この方向に舵をきれるのは純粋にすごい。記事のテンポもよく、オチもしっかりしていてとても面白い記事でした!」
「『プレミアムサマーセール』で声を出して笑ってしまったのでこれはもう投票せざるを得ません。『トゥデイズスペシャル』や『いちごしょーとけーきふわふわぴんくりぼんはーとみくる』、コルビュジェにエロうま野菜で返すとこも爆笑しました。オチもきれいにまとまってるし、そもそも新宿に『る』で終わる看板めっちゃあるなって気付くところがもう狂気なんですよね……いやすばらしい作品でした」
「じつはTwitterで流れてきたときにすでに読んでいたのですが、面白かったです! 同じ散歩好きとして『新しい散歩』の発見力&街ボケ力が凄かったです」
「なるほどそういうオチか、と思ったところからさらに5倍くらい記事長あって笑いました。新宿、マジで『る』多いな……!? 街中で拾うワードにもかなりセンスを感じました」
お気に入りのダサTシャツを着回したい(作:よこゆい)
【作品紹介】
ダサいTシャツをファッション雑誌の着回しコーディネート特集っぽく転生させてみました。
「ダサTシャツは何かと記事のネタにされがちなのですが、『おしゃれに見えるよう本気でコーデする』というアプローチは斬新でおもしろかったです。しっかりファッションに溶け込ませようとする姿勢に、Tシャツへのたしかな愛を感じますね。そしてなにより、作り込みがエグい。ファッション誌あるあるな青春ストーリーの再現度も高く(所々ぶっとんでる)、それを1ヶ月分こなしており圧巻の出来です」
「本当にそういう雑誌を読んでる気分になりました。カバンと靴までしっかりコーディネートしており、ファッション以外の小物にも手が込んでます。最後まで読んで『この話、そういえば力士から始まったんだっけ』と思い出してまた爆笑」
「僕はあまりファッションに詳しくないのですが、最初はダサく感じていたのに最後の方は『まぁ……アリなんじゃね?』くらいの感想に変化したのはすごいと思いました」
「これ恐らくCLASSYって雑誌の『着回しDiary』パロディだと思うのですが(本家も強烈)上回る面白さでした。毎日のコメントもさることながら、エジプト餃子倶楽部や実家のワニにやられました」
「おもしろかったです。じきるうさんも言ってるけど、ダサTを本気でコーデするのって見たことなかったです。着まわしDiaryもよくTwitterで回ってくるので、取っつきやすい題材だったと思います。特にダサTへの愛が伝わってくる導入がよかったですね。すっと入ってくる」
「けなげ組」がいなくなってさびしいからAIの力で新しく作りたい(作:あわうみ)
【作品紹介】
今さらですが亀田製菓の「けなげ組」がいなくなったことを知り、心に穴が空きました。そのさびしさを埋めるために試行錯誤した話です。
「けなげ組って誰もが知ってるけど気にしてなかったもの……この着眼点がまず良いなと思いました。フリマサイトで全種類集めてそれで記事書く(僕ならここで書く)でも充分なところを、作成までしちゃうのがやり切ってるなと思います。月曜日ってけなげ組っぽいな〜」
「さらっと『(けなげ組コンプ品を)フリマサイトで売ってたから思わず買ってしまった』と書いてあり、もうこの時点であわうみさん最高かよと。デニムさんも仰ってますが、これだけで記事化できるくらいのネタなんですよね。AIプログラムが上手くいかなかったり、結局自作する過程も含めて、作者のあわうみさん自身が『けなげだなあ』なんて感想も抱きました」
「けなげ組……言われてみればそんなのあったな~と、僕にとってはそのくらいでしたが、作者の愛と発想に脱帽しました。最終的には自力で作り上げていますが、完成品のクオリティも高く、失敗含めとても面白かったです」
「わたしはけなげ組のこと知らなかったんですが、めちゃめちゃいい記事ですねこれ。けなげ組への純粋すぎるまっすぐな愛。これもう狂気じゃないですか。最高にいい。うまくいかなかったけど、そこをしっかりリカバリーできてるのもすごくいいです。後日談もあわせて読んだのですが、マジで最高でした。この記事読めてよかった」
「うまくいかなかったこと自体をネタに変換するストーリー運びが見事だったと思います。後半の『オリジナルけなげ組』に並々ならぬセンスを感じる」
『おしりたんてい』だけじゃないぞ 顔がおしりのキャラクターを比較(増補改訂版)(作:唐沢むぎこ)
【作品紹介】
押しも押されもせぬ大ヒット作品、『おしりたんてい』。おしりたんていと同じく、顔がおしりのキャラを思いつくだけ書き出して比較してみました。
「面白かったです! 収集〜分析まで、唐沢さんの記事はもの凄く丁寧だなと思います。最後のチャートの『あなとかわいさの両立は難しい』というどこで使えば良いか分からぬ知識が狂気ですね」
「お尻のほっぺの呼び方が『しりたぶ』だという、今後使うかどうか分からない知識を頭に叩き込まれました。そんなに尻モチーフのキャラっているかな〜?と心配だったのですが、想像以上に多く、また有名漫画家さんがかなり扱ってることに驚きです。着眼点はもちろん、調査も徹底されてて素晴らしかったです」
「おしり探偵はなんとなく知ってましたが、その他のしりキャラは1人も知らなかったです。こんなにいるんだ……。調査、編集どちらも丁寧でとても読みやすく、面白い記事でした」
「そんなにいる?と思いつつ読み始めた私は、まさに作者さんの思惑ど真ん中の読者だったことでしょう。そんなにいるのかよ。割れ目に吸い込まれないよう精神を保ちながら読みました。コメント力が確かだし、記事のデザインも優れていますね」
「めちゃめちゃ丁寧だしおもしろかったです。こんなにいるのかよ。(この記事は前回記事よりおしりを増やした増補改訂版です)って何!? エイナスがリップグロスを出すシーンがアウトすぎて声を出して笑いました。いい記事でした」
佳作
ファックスフンド人気投票 結果発表!(作:ファックスフンド)
【作品紹介】
人気投票の結果を発表したわんよ〜!
「これを見る限り、マジで行われた人気投票のようで笑いました。正直、ボクはファックスフンドさんを知らなかったのですが、知らなくても楽しく読めるのがすごいですねこれ。狂気記事王決定戦にふさわしすぎる……」
「よくTwitterで見かける人が応募してきてて笑いました。中身も滅茶苦茶だけど最後のオチまでしっかり作られていてかなり良い記事だと思います」
「高次元なセンスの元で異様に整ったデザインと、唐突に普遍的なことを言い出すギャップにしびれました。記事というより、アカウントの世界観全体が狂気です。ちなみに私は『多様性』が好きです」
「ファックスフンドさんのことは初見でしたが、めちゃくちゃ面白かったです! ボボボーボ・ボーボボ好きとしてはたまらない話の展開。本当にこういう記事かける人の頭の中見てみたいです」
「オリジナルキャラの人気投票か~!と思ったら企画のために作ったんじゃなくて、元々あったキャラクターなんですね!? その時点でかなり狂気なのでは……(笑) キャラクターを受け入れられるかがすべてだと思いますが、個人的には初見でも楽しめました。発表の前にちょいちょいキャラクターが出てくるのが親切でいいなと」
掃除機の血圧を測る(作:村中 貴士)
【作品紹介】
いろんな血圧を測りました。
「夢中になって読みました。検証→調査→メーカー確認という丁寧な流れと、村中さんがお医者さんの格好で検証してることがたまらなかったです!」
「ちゃんと白衣着てる時点でもうダメでした。最高です。こういう、記事中ではほとんど触れない細かなこだわりが狂気ですよね。突然出てきたシマウマにはちょっと悲鳴あげました」
「タイトルですでに面白いのはズルいと思いました。こういう記事は大好きです。途中で原理を調べてちゃんと測定しようとしているのも良かった。何か一つ、異常数値でも計測成功していたらもっと良かった気がします」
「数値が出ないと分かりきっているものでも、一応の理屈がついていておもしろかったです。シマウマの目があまりにも澄んでいるところに、純度の高い狂気を感じました」
「失敗しつつも、ちゃんと読みものとして成立させているのがおもしろいですね。ちゃんと白衣を着てたり、亀有や大泉学園まで行ってるのがいいです。こういう細かいことってなかなかできないので」
食事をかき氷におきかえるとやせられるのか?100キロが10日間かき氷ダイエットをやってみた(作:たんぺい)
【作品紹介】
体重が100キロになったので、好きなものをたべながら短期間でやせたいと思い、10日間限定で食事をかき氷におきかえる「かき氷ダイエット」をやってみました。
「絶対真似しちゃいけない!のを前提に置きつつ、こういう自分使った実験大好きです。いかにこんな無駄な体験を多くできるかだと改めて思いました」
「食べてるかき氷が総じてカロリー高そうで笑いました。それ食うなら、和食食べた方が身体にいいような気がする。こういった身体をはった記事は大好きなので、また別パターンのダイエットも読んでみたいです」
「タイトルで『無茶だろ』と即応したんですが、よくやり遂げましたね!(医学的に適切なダイエットかどうかはさておき) かき氷のレビューは行き届いているし、販売地域や製造元といった周辺情報もさり気なく挿入していて飽きさせないです。お肉いっぱい食べてほしい」
「かき氷にしてはカロリー高くないですか?ってツッコみながら読んでました。自分もダイエット中なのでわかるけど、ここまでできるのめっちゃすごい。できれば、焼肉食べたあと体重計ってほしかった(笑)」
「ビッグマックセットって1000kcal超えなんだ……という謎の感動とともに読み進め、初日から焼肉をたらふく食ったり、最終日にまた焼肉食ったりと、最後までネタを突き通したいい記事でした。絶対真似しちゃダメですが、本当にお疲れさまです!」
Nyan Catを自炊しました。(作:まちゃ)
【作品紹介】
あのNyan Catを?
「やることも狂気かつ面白く、挟まるネタが全部大好きでした。トリップアドバイザーとパワーパフガールズの世界のお通しは、2日間くらい思出し笑いするレベル」
「意味不明なタイトルから『そう簡単には読ませないぞ』と覚悟がにじみ出ていて良いです。狂ったテーマの裏に確かな技術を感じました。ところどころ入るボケも絶妙にマニアックです。食べている絵が強い」
「THE☆狂気といった感じでとても面白かったです。Nyan Catとか久しぶりに見たわ。ラストが若干グロかったのが気になりますが、かなり好きな記事です」
「自分はNyan Catをよく知らなかったのですが、一つひとつの言葉選びが秀逸でおもしろかったです」
1500円で楽しめ!コンビニ飲み選手権!(作:カローサム)
【作品紹介】
1500円で楽しいコンビニ飲みをしました。
「これ、本編終わってからが本番では?と思わせる構成でした。『選手権記事なんてライター同士の馴れ合い』に気持ち悪い笑いが込み上げる。それを踏まえた上での“よくある”選手権記事構成だとしたらすごいです……」
「コンビニで1500円という誰もがワクワクするところからの、後半ギアチェンジ好きですね。1人で4人分のチョイス考えてぐびぐびやったかと思うと狂気かなと思います」
「コメントが何となく“出来すぎ”ている感じがするなーと思っていたらまさかのオチでした。冷静に考えたら、4人それぞれの人格を作り出せるのはかなりの狂気な気がします」
「どこが狂気やねん、おいおいしかも自分で優勝かよ、と思ってからのどんでん返しが気持ちよかったです。構成がやたらと某メディアっぽかったのが気になりましたが、それも含めて皮肉と考えるとすごいですね。これはこれで好きです」
審査員が個人的に推したい作品
プライバシーポリシーから音楽サイト感を醸し出そう!(作:EPOCALC)
【作品紹介】
まだGoogleやAmazonから怒られていません。
「レノンがAmazonアソシエイト・プログラムの参加者になってて笑いました。そんなわけないだろ。序盤の冗長さが気になりますが、個人的には好きです。音楽サイトだから音楽サイトっぽくしたい!って気持ちもわかりますし。編集次第で一気によくなりそうな匂いを感じた記事でした」
ハピネスOL デスゲーム(コンペ)を企画した(作:山本 ごはん)
【作品紹介】
ハピネスOLです! 理想のデスゲームとは何かを求めました!
「発想や審査コメントが面白かったです! 反面、レギュレーションや肝心のプレゼン内容がわかりづらく、もったいなさを感じてしまいました。アイコンは絵に色をつけて、下に名前を入れてあげるだけでわかりやすくなりますよ。注文が多くて申し訳ないですが、大化けする可能性を秘めてるように思います。これからもがんばってください!」
Eテレ「びじゅチューン!」全歌詞係・歌詞カード大調査 歌詞係編(作:読む猫)
【作品紹介】
愛するEテレの番組『びじゅチューン!』 そのアニメの片隅にいる歌詞係だけを大調査、動画からのスクショを駆使して1万字に渡って語ってみました。これに先立って歌詞カードについても同様の狂気の偏愛記事あり。
「『びじゅチューン!』を全く知らなかったので内容についていくのが大変でしたが、情報と考察があまりにも濃密で、深すぎる愛が伝わってきました。着眼点が『歌詞係』なのもニッチでいいですね。『福一』の『一』がにっこりしてます。画像と説明の対応がわかりにくい点など、改善の余地はあると思いますが、熱量は突出してました!」
ストーリーテラーを加えると不穏になる(作:岡井モノ)
【作品紹介】
なんでもかんでも不穏にしてしまいたい時ってありますよね。でもグロいのは嫌、かといって大がかりな演出も難しい。そんな時はストーリーテラーを呼びましょう。
「幸せな日常にストーリーテラーを加えるだけで狂気を感じれるのは発明ですね。イラストや構成の上手さもあるのですが、ところどころ挟まる小ネタが面白かったです。是非、あの不気味なテーマ音楽とともに記事を見てください」
短小のメリットを理科の知識を使い全力で考え短小男子の悩みを解消する(作:バンドマンイトーさん)
【作品紹介】
短小男子は悲観するしかないのか? 絶望の淵に立たされる短小男子を救うべく、短小のメリットについて物理学的に調査してみた。
「こういったおバカな記事は大好き。頭の悪い柳田理科雄先生みたいで面白かったです。だだ、僕は極太なので知らないですが、本当に短小の人は先端の直径が2mm何ですか……? 小指より細いぞ……? 僕は極太なので知らないですけど!! あと、こういった計算をするような記事では、所々にこんな感じで図などを入れるともっと分かりやすくなると思います」
変な千羽鶴を作ろう(作:チオール)
【作品紹介】
世界の為に鶴を折ろう! 君の祈りに差をつけろ!!
「昨年のこたつ記事王決定戦でもご紹介した、チオールさんの折り鶴記事。その続編が投稿されてきました。全応募作品の中でも、圧倒的な労力。鶴の造形や展開図の見せ方など、美しくも狂気的な画に惚れ惚れします。だからこそ、それぞれ37羽折った様子や、999羽並べた鶴の写真が欲しかったなと……! ちなみに投稿日が4034年1月12日なので、締め切り遅刻で落選でもあります」
わかばたいむす君1号(失敗)(作:立川豊)
【作品紹介】
3Dモデル作り失敗したので供養します。
「全応募の中でもっとも物議を醸した(コメントに困った)作品ではないでしょうか。そもそも記事じゃありません。ずっと見てるとなんだか不安になってきます。他に良い記事たくさんあるのに、なぜこれで応募してきたのか。すべての背景が怖かったので載せときます」
狂気記事王決定戦 総評
「総評ですが、全体的に力の入った記事が多く、読んでいて楽しかったです!
ただ、審査は悩みました。狂気にあふれていても「面白いかどうか」は別の問題だなと強く感じましたね。
個人的には、常識では測れないようなぶっ飛んだ記事も好きなんですが、今回は『狂気』と『面白さ』のバランスを重視して選びました。その点で『ダサTシャツ』や『掃除機の血圧』はとてもレベルが高かったと思います」
「今回は『狂気記事王決定戦』ということで、さまざまなタイプの狂気が応募されて大変嬉しく思いました。本当に開催してよかった。
個人的には、いかに常軌を逸してるか、いかに熱量があるか、などのポイントで審査をしていました。
ただ結局のところ、『狂気』を読者に『伝える』力がある作品が選ばれたかなと。あくまで記事ということを考えると、読者に伝わることは大切な要素です。そんな意味でも、『ダサTシャツ』や『おしり探偵』は素晴らしかったです」
「さまざまなタイプの狂気に触れられて楽しかったです。今回のコンテストは『狂気記事王決定戦』なので、『狂気』はもちろん必要なのですが、『記事』であること、つまり読みものとしてのおもしろさも同じくらい大事だと思っています。
たとえば『新宿しりとり』の記事は、新宿にはこんなに『る』で終わる看板があるんだなと気付かなければ、そもそも記事の発想に至らないわけです。持ち前の狂気的な視点や観察力を活かして、おもしろく仕上げる力が群を抜いていたように思い、強く推させていただきました。
個人賞を含め、他の記事も『熱量や着眼点が狂っていながら、おもしろい記事になっているか、なる可能性があるか』に重点を置いて選ばせていただきました。みなさまの今後の活動を楽しみにしています!」
「まずは皆さんの狂気ありがとうございました!!存分に堪能させていただきました。
審査の中で、以下を基準に見させてもらいました。
①好きを推す
・魅力を語る角度を少し変わったものにしているか?
・知らない人にも分かる導入があるか?
②何かの発見
・視点の面白さがあるか?
・調査量と行動力があるか?
その中で優秀賞4作品はもちろんのこと、佳作のかき氷ダイエットの行動力が素晴らしかったです。
狂気って様々な切り口があると思います。今後も皆さんが一人ひとりの狂気を追求していくこと楽しみにしております!」
「皆さまの素晴らしい狂気記事をたくさん読んでいたら、私もじわじわと狂気に呑まれ、今では意思を持つ6のシカに囲まれています。また2度のタンスに4匹の焼きそばが自生しました。9つのメタンが集うときが楽しみです。ヒントは2進数です」
───「狂気が一番おもしろい」のテーマからはじまった『狂気記事王決定戦』。結果として多くのご応募をいただき、運営一同たいへん嬉しく思っています。記事コンテストという体裁の都合上、すべての記事をご紹介することはできませんが、ご応募いただいた記事はどれも素晴らしいものばかりでした。
その中でも入選されたものの多くは、「狂気」と「記事」のバランスが良かった作品かと思われます。対象への狂った愛や、奇妙な視点、異常なほどの労力を、いかに記事として落とし込むか。両者が高いレベルで合わさったときに、語り継がれるような「狂気的な記事」が生まれるのかなと思いました。
それでは次回、『エロ記事王決定戦』でお会いしましょう。
(執筆:クレイジースタディ)