じゃがいもをジャガジャガさせたい

こんにちは、じきるうです。

みなさんはじゃがいもをご存知ですか？ ボクはおいも博士なのでご存知です。

じゃがいもはカレー、煮物、サラダ、フライなど……あらゆる料理にベストマッチする最強の食材です。

しかし、このじゃがいも、じつは致命的な欠点があるのです。それは……

じゃがいも、「ジャガ」感たりなくない？？

どっちかっていうと、「まるいも」って感じじゃない？？？

アイデンティティ大丈夫？？？

というわけで今回は、じゃがいもをジャガジャガさせたいと思います。

楽器にしてジャガジャガさせる

「ジャガジャガ」でまず連想したのは、楽器です。

じゃがいもを楽器にして、ジャガジャガと演奏したい！ じゃがいもの「音」をジャガジャガさせよう！

というわけで楽器の材料を買ってきました。片栗粉ケースです。

余談ですが、最近の片栗粉はじゃがいもからできてるらしいです。Wikipediaに書いてありました。

なのでこれは実質「じゃがいもケース」といえます。

見た目もジャガジャガさせたかったので、デコりました。

じゃがいもを入れます。サイズぴったりすぎて笑っちゃった。

これでじゃがいも楽器、略して「ジャ楽器」の完成です！ さっそく振ってみましょう！

うーん……ちょっとモコモコするな。

ジャガジャガには程遠い。これでは「もこいも」だ。名前は美味しそうだけど。

じゃがいもをサイコロ状に細かく刻んでみましょう。

お、デコったケースとマッチしてる。いい感じ。

これならもうすこし、ジャガジャガした音がでるのでは？

いいね！！ ジャガジャガしてるね！！

細かく裁断したことで、マラカスっぽさがでてきました。

振り続けてたら片栗粉になりました。

衣をつけてジャガジャガさせる

続いてじゃがいもの「味」をジャガジャガさせましょう。

じゃがいもをジャガジャガさせるために、小麦粉、パン粉、卵を買ってきました。

ジャガイモを5mm幅くらいに千切りにします。

小麦粉をまぶします。

ついでに先ほどの片栗粉（元じゃがいも）もまぶします。

パン粉や卵をワーッてやって揚げます。

できました。「ジャガジャガポテトフライ †ジャンキースタイル†」です。

みてくださいこの“雑”な衣！ ジャガジャガしてるね！！

「衣がうまくついてないのでは？」という指摘は一切無視します。ジャガジャガさせるためにあえてこうしたのです。決してボクの調理テク不足ではないのです。

▲熱ッッッッッッッ！！！！！！

味はまさにジャンキージャガジャガ。じゃがいもの旨味と油の暴力がベストマッチしています。

翌日の胃もたれがひどかったです。いもだけに。

ジャガーにする

「音」「味」ときて、次は「見た目」のジャガ化に挑戦します！

というわけで、じゃがいもを「ジャガー」にしましょう。じゃがだけに。

使う道具はこちら。ブラックペッパーとチョコペンです。

▲胴体の円模様がポイント

チョコペンでジャガーの模様を描き、ブラックペッパーを目にぶち込みます。

先ほどのジャガジャガポテトフライを脚と耳にして、完成です！

名付けて「じゃがジャガー」です。

か　わ　い　い　。

本当はもっと恐く、カッコよく作ろうとしたのですが、妙にかわいくなってしまいました。かわいいほうが人気出るしセーフ。

▲虎（左）、ジャガー（右）。胴体の模様が微妙にちがう

ちなみに最初、「ジャガー＝虎」だと勘違いしてたため、間違って虎もつくってしまいました。

両方ともかわいい。

グレさせる

さあ、最後はじゃがいもをグレさせましょう。「精神面」のジャガ化です。

「グレさせるのとジャガに、何の関係があるの？」と思ったそこのあなた。ただの言葉のイメージなので、深く考えてはいけないのです。

グレたヤンキーは、なんだかジャガジャガしてそうですよね？ そういうことです。

▲筆者はタバコを一切吸わないので、人生ではじめてタバコを買った

グレるといえば、タバコです。

グレたヤンキーは校舎裏でタバコを吸っていると、昔から相場が決まっているのです。固定相場制です。

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▲手頃な校舎裏がなかったので、自宅の部屋を暗くしてお届けします

「兄貴、火です」

「おう、わるいな」

「いつもいつも、俺なんかに付き合ってくれてありがとうな。本当は1年のツレとたむろってたほうが楽しいだろ？」

「なに言ってるんですか先輩！ ぼく、先輩のこと大好きっすから！ 先輩といる時間が楽しいっす！」

「フッ……ありがとうな。そんなこと言ってくれるやつ、お前だけだぜ。喧嘩ばっかやってたせいか、今じゃ俺に近づくヤツは誰もいない。お前以外にはな」

「先輩……」

「あ、お前もヤニいるか？ いつものマルボロじゃねぇけど」

「先輩あざっす！ 自分、メビウスもいけるっす！」

「そうか。おい……ちょっと顔近づけろ」

「……！？！？！？！？！？」

「……んっ。ほら、火がついたか？」

「っせせせっせせ先輩！？！？！ どういうつもりですか！？！！？！」

「シガーキスって聞いたことないか？ 火のついたタバコ一本あれば、こうやって他のタバコに火を移せるんだぜ？」

「き、キス！？！？！ そそそ、そういうことじゃなくて！！！ そもそもぼく、ライター持ってますから！！！」

「（なにこのドキドキ。もしかして、先輩ってぼくのこと……）」

「あっ」

▲撮影中、不慮の事故によりジャガーが転落してしまった

「先輩ーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！ うわああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

▲※出演者は美味しくいただきました。チョコとじゃがいも、意外とマッチしてました。

いかがでしたか？

今回はじゃがいもを、「音」「味」「見た目」「精神面」の4つでジャガらせてみました。

ちなみにじゃがいもの名前の由来は、17世紀初めにジャワのジャガトラ（ジャカルタの旧名）から伝来し、「ジャガタライモ」と呼ばれたものが転じて「じゃがいも」になったとされています。Wikipediaに書いてありました。

とはいえ、今や「じゃが」は名前だけの存在。

この記事が、じゃがいもの「ジャガ」に少しでも貢献できたなら嬉しいです。

（執筆：じきるう）