承認欲求渦巻く令和社会。人々はみな「周りの人からの承認」を求めています。
誰かに認められたい。
チヤホヤされたい。
もっと注目されたい。
もっと褒められたい。
周りから一目置かれたい。
才能があるって言われたい。
できる限り多くの人に支持されたい。
筆者もその一人です。このような感情は誰もが抱くものであり、生理現象みたいなものです。なにも恥ずかしいものではありません。
にもかかわらず……供給が少な過ぎませんか?
「承認されたい人」が多い一方で、「承認する人」が圧倒的に供給不足なのです。需給不均衡な状態であり、これは社会維持において健全ではありません。
ではどうすればいいか?
そうです、「イエスマン」がいればいいのです。
イエスマンというと、信念がなく、何を言われても「はい! はい!」と言いなりになるような、木偶の坊なイメージがあるかもしれません。
しかし、それでいいのです。意見に対して丁寧に反論したり疑問を呈したりしてくる人より、とにかく「うんうん、そうだね〜、わかるよ」と言ってくれる人のほうがなんだかんだ必要とされるのです。議論はいらない。承認だけを寄越せ。
というわけで作りました。「全肯定ロボ〜イエスマン〜」です。
ロボット中央に鎮座するのは、にこやかな笑顔でむかえる彫像。このさわやかスマイルの前に、人は思わず承認を感じ肯定感爆アゲになってしまいます。
ロボットの髪(紙)には、「信頼しています!」「尊敬しています!」「魅力が濃い!」「もしかして東大出身?」「モデルやってる?」など相手を喜ばせる言葉がずらり。
一見禍々しく見えますが、そう見えてしまうのはあなたが普段、承認が足りていない証拠です。承認されることで心は健やかになり、この髪型も「あら、2024年の先取りトレンドスタイルかしら?」と素直に受け入れられるようになるのです。
ロボット正面には、人類を無条件で肯定してくれるネコちゃんとワンちゃん。めでたい水引を首輪がわりに、今日もあなたを愛の渦にぐるぐる巻き込みます。
さて、ここまではこのロボットの序章。イエスマンたるもの、やはり「あの動作」が必要ですよね。
そうです。相手への同意を意味する「うなずき」です。
構想段階ではロボットと筆者の首が、ジャイロセンサーか何かで遠隔連動する機構を作りたかったのですが……。本業のほうでイエスマンしすぎた結果、仕事をぜんぶ引き受けてしまい多忙を極め、高度なテクノロジーを実装する時間がとれませんでした。
結果、サングラスを取り付けた木の棒で物理的に解決することにしました。
……ここまでに、「ロボットなのに動力がないじゃないか」というツッコミが入りそうですが、そもそも「ロボットに動力が必要」なんてただの偏見に過ぎません。イノベーションには従来の常識にとらわれない柔軟な発想が重要なのです。
動力は「動く力」と書きます。そうです、自力で動かすという手があります。
つまり、こうです。
これが全肯定ロボ〜イエスマン〜の全容です。
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