自分で自分を胴上げする

胴上げされたいなぁ～

皆さん、胴上げって憧れますよね。

僕はまだ一度もされたことがないので、「【初体験】胴上げって実際楽しいの？」みたいな記事でも書こうと思ったのですが、問題が発生してしまいました。

持ち上げてくれる人がいない！

そうなんです。友達がいないので、誰も持ち上げてくれないんです。

しかし、こんなことで諦めてはいけません。

胴上げの瞬間を写真にするだけなら、友達なんかいらないのです。

方法は後々説明します。早速取り掛かりましょう。

胴上げされてる写真を撮る

撮影方法

胴上げ写真を撮るのに必要な素材は、2種類あります。

1. 胴上げされる人
2. 持ち上げる人

今回はこの二つをあらかじめ撮っておき、後から合成させるという方法で、胴上げ写真を作る予定です。

まずは、鉄棒にぶら下がります。

「意味分からん。殴られてえのか？」と思った方もいるでしょう。まあそんなに焦らないで、次の説明を見てみてください。

はい、もうお分かりですね。

勢いよく体を水平にし、胴上げのフォームを再現するのです。

やっとこの天才的発想を皆さんに披露できると思うと、ニヤニヤが止まりません。

次に、支えるポーズを何枚か撮り、持ち上げる人を再現します。6人分くらい撮ればいいかな……？

これらの写真を、巧みな加工技術で合成すれば、胴上げ写真の完成です！

ここまで長々と説明してきましたが、善は急げです。さっさと撮影を始めちゃいましょう！

撮影スタート

こんにちは。みんな大好き「逆光登場」です。

大きな鉄棒がある公園にやってきました。

身長159㎝の僕がジャンプしてやっと届く高さです。

鉄棒自体が久しぶりだから、ちゃんとぶら下がれるか心配だな……。

よっ。

ＥＸＣＥＬＬＥＮＴ！！！

意外と体は動きましたね。それに見てください。どこからどう見ても胴上げフォームです。

この調子で、次は「持ち上げる人」の写真を撮っていきましょう！

いいね。

その調子。

これまじで、

恥ずかしい。

普通に小学生とかが周りで遊んでいるので、見られてる気がして恥ずかしいです。

それによく考えたら、この格好、不審者ですよね。

これにて撮影は終了。いい素材がたくさん集まったので、これからの画像加工が楽しみです。

加工スタート

こちらは、Photoshopのパクリみたいな無料ソフト『Photopea』です。色んなことができるので愛用しています。

こんな感じで、撮った写真を重ねて……

なるべく合成写真に見えないよう、消しゴムツールでいい感じに削っていきます。

完成が近づいてきました。

うわぁ、そろそろお披露目か……緊張するな。

完成

皆さん、心の準備はいいですか？

完成した「胴上げ写真」は、こちらです！

えっ……？

胴上げされてる～～～！！！

この僕が、自分の手によって、胴上げされています！

人類初じゃないですか！？　自分で自分の胴を上げちゃうなんて。

……信じられないので、もう一回見ていいですか？

やっぱり胴上げされてる～～～！！！

これはもう完全に「初優勝した時の胴上げ」ですよ！

ほら。

これはすごい。

「胴上げはみんなでするもの」という固定概念を壊した先に、こんな素晴らしい世界が広がっているとは、思いもしませんでした。

では皆さん、そろそろお別れの時間です。

ハッ！

オラオラオラァ！

いけいけ～！

（執筆：キリメン）