京都の嵐山(あらしやま)と埼玉の嵐山(らんざん)は本当に似ているのか検証しようとしたら山を間違えてた件

 

毎度ありがとうございます、じきるです。

 

突然ですが、皆さんは京都の嵐山(あらしやま)をご存知でしょうか?

 

あらしやま

嵐山(あらしやま)は京都府京都市の観光地国の史跡および名勝に指定されている。
Wikipediaより引用)

 

観光地。国の史跡および名勝。

由緒正しそうかつ魅力的なワードが並んでますね。

あと名前がカッコいい。厨二心をくすぐられる。ストーム・マウンテン。

 

そんな全国的にも有名な嵐山(あらしやま)ですが。

では、こちらはご存知でしょうか?

 

らんざん

嵐山町(らんざんまち)は、埼玉県中部に位置する人口約1万8千人の町。京都嵐山の風景に似ていたことから本多静六により命名された。
Wikipediaより引用)

 

たまたま嵐山(あらしやま)に似ていたことから名付けられた、嵐山(らんざん)

ボクの故郷です。

 

 

……本当に似てるの?

 

 

そもそもボクは嵐山(あらしやま)に行ったことがありません。

似ているかどうか以前に、本家本元を知らないのです。

フィリックスガムを知らずにエフエックスガムを食べているようなものです。ちなみにボクはアレの味の違いがわかりません。

 

▲京都タワー

▲京都タワー

というわけで行ってきました、京都!(画像は以前の記事の使い回し)

 

今回は埼玉の嵐山(らんざん)が、本当に京都の嵐山(あらしやま)に似ているのか、比較検証してみたいと思います!

スーパー地元ネタでごめんね!どうしても調べたかったの、コレ……!

※「嵐山(あらしやま)」「嵐山(らんざん)」といちいち書くのが面倒なので、以下、京都の嵐山を「嵐山α埼玉の嵐山を「嵐山βと表記します。

 

1. 見比べる

 

まずは「見た目」で検証してみましょう。

本多静六が埼玉の旧・菅谷村にある渓谷を見て「嵐山町」と名付けたように、埼玉の嵐山βの風景は京都の嵐山αの風景に似ているはずなのです!

 

京都・嵐山α 「結局どれが嵐山か確信が持てない」

 

まずは嵐山αから。

あらしやま

▲嵐山α

京都の嵐山αは、上の写真の風景がいちばん有名みたいです。

桂川に掛かる渡月橋と、奥に見える嵐山αが風光明媚で良いですね。

 

▲たぶんこれ

▲たぶんこれ by 現地人

ちなみに現地のお店の店員さんに「どれが嵐山αですか?」と聞いたところ、「たぶんこれ(上の写真)」と教えてくれました。

現地の人が言うのですから、たぶん間違いないでしょう。たぶん。

てか現地の人も曖昧なのね?

 

でもまあ、どれが嵐山αかというより、渡月橋の付近一帯を「嵐山」と呼ぶことが多いようです。

こまけぇこたぁいいんだよ精神ですね。O型のボクにはちょうどいいです。

 

埼玉・嵐山β 「橋と川と木々があればだいたい嵐山」

 

続いて嵐山β。

▲嵐山渓谷バーベキュー場

▲嵐山渓谷バーベキュー場

「嵐山αに似ている」といわれているのは、埼玉県・嵐山町にある「嵐山渓谷(らんざんけいこく)」。

バーベキュー場としてわりと有名です。

なんと、るるぶのBBQ&キャンプ場人気スポットランキングでは関東エリアで8年連続1位を獲得しています!

ちなみにじゃらんの方ではランキング圏外でした。細かいことは気にしない。ボクはO型だから。

 

▲たぶんこれ by ボク

▲たぶんこれ by ボク

ちなみに嵐山βに値するのは、たぶんこの山です。大平山(おおひらやま)といいます。

実はこれに関しても確信が持てない。

嵐山町の名付け親である本多静六が、この辺りの川と山を見て「京都の嵐山αに似ている」と言ったということは分かっているのですが、具体的なことはよく分からず……(リサーチがめんどくさくて投げた)。

 

▲嵐山渓谷の上流の方

▲嵐山渓谷の上流の方

バーベキュー場を抜けて上流の方へ歩いて行くと、がありました。

おっ、これはもしや……?!

 

▲嵐山渓谷の上流の方(反転)

▲嵐山渓谷の上流の方(反転)

反転すると……??

 

▲嵐山αと嵐山βの比較GIF

▲嵐山αと嵐山βの比較GIF

完☆全☆一☆致!!!

おめでとう!!嵐山βは嵐山αと完全に一致したよ!!!

祝杯をあげよう!!!今日はお赤飯だ!!!!

 

 

はい。

川と橋と林があればだいたい「嵐山」です。異論は認めません。

 

2. 登り比べる

 

すいません真面目にやります。

正直、見た目では全然似ていなかったのですが。もしかすると他に嵐山たらしめる要素があるのかもしれません。

 

というわけで、実際に「嵐山」といわれている山に登ってみましょう!

 

京都・嵐山α 「登った山が”嵐山”じゃなかった件」

 

まずは京都の嵐山αに登ってみましょう。

▲いわたやまモンキーパーク

▲嵐山モンキーパークいわたやま 入り口

嵐山αに登るためには、山の麓にある「モンキーパークいわたやま」でチケットを購入する必要があるようです。

てかこの記事書いてるいま気付いたんですけれど、「いわたやま」って思いっきり書いてありますね。

嵐山αじゃないじゃん!!!やっべぇ、やっちまった!!!!

 

▲左が岩田山、右が嵐山α

▲左が岩田山、右が嵐山α

改めてリサーチしたところ、ボクが登ったのは岩田山で、嵐山αは写真右の山だったようです。

完全にやらかしたなこれ……。

 

まぁ、渡月橋の付近一帯を「嵐山」って呼ぶようですし、現地の店員さんも岩田山を嵐山αと勘違いしてたみたいですから、岩田山もだいたい嵐山αってことで良いですよね……??(頼むから良いってことにしてください)

というわけで、以下「岩田山」のことを「嵐山α’」と表記することとします。

 

▲山道も整備されており登りやすい

▲嵐山α’の山道。登山客はまあまあいる

嵐山α’は山道が整備されており、そこそこ登りやすいです。

標高160mの低めの山なので、10分もあれば山頂までたどり着けます。

 

▲嵐山α'の山頂にはニホンザルがいっぱい

▲嵐山α’の山頂にはニホンザルがいっぱい

嵐山α’の山頂付近ではニホンザルが放し飼いになっており、山頂付近にはおびただしい数の猿がわっちゃわっちゃしております。

 

▲エサをもらうために金網にしがみつくニホンザル

▲中からエサをもらうために金網にしがみつくニホンザル

こちらは人間軍のバリケードをぶち破ろうとする猿軍団。

猿「支配されるのはもう終わりだ。これからは我々が人間を支配する側に成るのだっ……!」

 

クレヨンしんちゃんの映画『嵐を呼ぶジャングル』が思い出されますね。

 

▲嵐山α'山頂からの眺め

▲嵐山α’山頂からの眺め

山頂からは嵐山周辺の街並みが一望できます。

建物はいっぱいあるのに、高いビルとかは全くない……!

景観保護とかですかね……徹底していらっしゃる。

 

埼玉・嵐山β 「標高は嵐山α’とだいたい一緒」

 

続いて嵐山β(大平山)を登っていきます。

▲大平山入り口

▲大平山入り口

大平山は標高179mの低めの山です。

嵐山α’は160mなので、大体同じくらいですね! おや、結構似ているのでは……?

 

▲嵐山βの登山道

▲嵐山βの登山道。この日の登山客はボクと1ファミリーしかいなかった気がします

なお、登山道の整備具合はそこそこです。

嵐山α’ほど歩きやすくはないですが、子供や高齢の方でもわりと簡単に登れます。ボクが小学生の時にも遠足でここに登りました。
誰が一番早く登れるか競争して走って転んで弁当ぶちまけて大泣きしたS君元気かなぁ。パワプロくんポケット5早く返してくれないかなぁ。

 

▲嵐山β山頂

▲嵐山β山頂

嵐山βの山頂付近につきました。

ひらけた土地がある以外、特に何もないです!

見える景色も田んぼと林ばかり!もちろん高いビルとかも全くない……!

 

つまり……?

 

嵐山

▲嵐山αと嵐山βの比較GIF

完☆全☆一☆致!!!

おめでとう!!嵐山βは嵐山αと完全に一致したよ!!!

祝杯をあげよう!!!今日は鯛のお頭付きだ!!!!

 

 

はい。

標高がほぼ一緒で、頂上から見える景色にビルがなければ「嵐山」です。異論は認めま……せん。

 

猿はいなかったなー。

 

▲草餅

▲草餅

スッ。

 

草餅

▲草餅をほおばるボク

パクっ。

 

草餅

▲これら全部自撮りです。横でハイキングしてるファミリーにめっちゃ見られてました。恥ずかしいから見ないで

山頂で食べるおやつ(草餅)は美味しいですね。

 

3. 周囲の環境で比べる

 

うん。

もうあれだ、山本体じゃなくて周囲の環境で比べよう!

京都の嵐山αは付近一帯をまとめて「嵐山」って呼ぶらしいし、本体よりも周りを取り巻く要素がきっと重要なんだ!

そうと決まれば現地調査だッ!

 

京都・嵐山α 「サムライ・テンプラ・スシ・嵐山α」

 

まずは京都の嵐山αの周辺環境を見ていきましょう。

 

▲嵐山αのメインストリート

▲嵐山αのメインストリート

こちらは嵐山α周辺で一番栄えているメインストリート。

人がッ!多いッ!!!

これが観光地……圧倒的戦力を感じる。

 

▲中村屋総本店のコロッケ

▲中村屋総本店のコロッケ

コロッケおいしい!!!

お店がいっぱいあるので買い食いがはかどります。

ちなみに中村屋総本店のコロッケはマジでおいしいのでおすすめです。衣がサクッサク、なかはホクッホクの甘めのお芋が入ってます。嵐山αに行ったら1人3個くらいは買いましょう。

 

▲抹茶ソフト(※お店の名前は忘れましたが抹茶専門店的なとこでした)

▲抹茶ソフト

アイスおいしい!!!

お店の名前は忘れちゃったのですが、上質な抹茶パウダーが贅沢にふりかけられたとてもおいしい抹茶ソフトでした。

ただこの日わりと寒かった上に雨まで降ってきて、ガッチガチに震えながら食べてました。死ぬかと思った。
(※ 4月上旬くらいにフィールドワークしました)

 

▲湯豆腐御前的なやつ

▲湯豆腐御前的なやつ

湯豆腐御前おいしい!

小鉢ひとつひとつがすっげぇ上品なお味。妙齢のマダムたちが会話に華を咲かせそう。

 

観光地すげぇなぁ。美味しいものが無限に出てくるよ!(お金は無限に出ていくよ!)

 

▲嵐山駅(嵐電 -  京福電気鉄道)

▲嵐山駅(嵐電 –  京福電気鉄道)

上の写真は嵐山αのメインストリートにある嵐電(らんでん)の嵐山駅。

ちなみに嵐山α周辺には4つくらい「嵐山」の名を冠する駅が存在します。

なんかよくわかんない和風っぽい棒がいっぱい立っててシャレオツです。この棒の柄のサイリウムを持って和楽器バンドのライブ行きたさある。

 

▲嵯峨嵐山駅(JR嵯峨野線)

▲嵯峨嵐山駅(JR嵯峨野線)

こちらは京都駅方面から来るときに使う嵯峨嵐山駅。

外国人率が7割を超えてますね。

さすが嵐山α。「サムライ・テンプラ・スシ・嵐山α」と呼ばれる日はすぐそこです。

 

▲天龍寺

▲天龍寺

忘れちゃならないのが、由緒正しき歴史あるお寺。

嵐山α周辺には天龍寺を始め、さまざまな仏閣が立ち並んでいます。

ちなみに天龍寺は参拝料に800円かかるらしいので、見学は諦めました。さっき湯豆腐御前食べちゃったせいで予算がカツカツです。

 

埼玉・嵐山β 「人類が消えたセカイ」

 

続いて埼玉の嵐山βの周辺環境を見ていきましょう。

 

▲武蔵嵐山駅前のメインストリート

▲駅前のメインストリート

こちらが嵐山町のメインストリートです。

銀行とか、焼き鳥屋とか、駄菓子屋とかがあります。半分以上閉まってるけど。

 

うん。

 

▲オシャレそうな美容院

▲オシャレそうな美容院

ちゃんと営業してる店もあります!

この美容院とかめっちゃオシャレそうじゃないですか?!!?!

行ったことないんでわからないですけど、たぶん森泉とかが働いてると思うんで是非みなさん行ってみてください!!!

 

うん。

 

▲武蔵嵐山駅

▲武蔵嵐山駅

こちらが嵐山町民の生命線、「嵐山」の名を冠した武蔵嵐山駅です!

さっきからッ!!人がッ!全ッ然いないッ!!!

これが泡沫都市……圧倒的過疎を感じる。

 

うん……これは……。

 

▲嵐山αと嵐山βの比較GIF

▲嵐山αと嵐山βの比較GIF

完☆全☆不☆一☆致!!!

ざんねん!!嵐山βは嵐山αと完全に不一致だよ!!!

今日は草でも噛んで涙で枕を濡らそう!!!!

 

はい。似てませんでした。

埼玉の田舎風情が嵐山名乗ってごめんなさい。調子乗ってました。これからは「そよ風山」くらいを名乗っておきます。

 

まとめ

 

というわけで、見比べて、登り比べて、周囲の環境で比べた結果、嵐山αと嵐山βはそんなに似てないことが発覚してしまいました。

どうしよ。嵐山βのアイデンティティは「京都の嵐山αに似ている」ってことだったのに。それが崩壊してしまった……。

 

でも!! 嵐山βにも良いところはいっぱいあるんで!!!

 

▲からもつ焼きそば

▲辛モツ焼きそば(マイナビニュースより転載)

モツを辛味噌で炒めた焼きそば「辛モツ焼きそば」はマジでおいしいんで!!

本当にクセになる味です!! これを食べたら辛くない他の焼きそばは食べられなくなります!! てか他のは食うな!!!おい!!!!

 

嵐山町のゆるキャラ「むさし嵐丸」とかも地味にけっこう人気あるんで!!

公式Twitterのフォロワーとか地味に2000人以上いるし!! 踊れるゆるキャラ!!! フゥーーー!!!!!!

 

みなさんも!!是非!! 埼玉県の嵐山町に遊びに来てくださいー!!!!!!

 

 

ふぅ。

ちなみに嵐山町民は「あらしやまちょう」と呼ばれるとブチ切れます。正しくは「らんざんまち」なのでみなさんお間違えなく。

 

▲昭和初期の嵐山町

▲昭和初期の嵐山渓谷

そういえば武蔵嵐山駅の構内で、昭和初期の嵐山βの風景写真を見つけました。

本多静六が嵐山βを訪れたのは昭和3年のことらしいので、この頃の嵐山αと嵐山βは本当に似ていたのかも……?

 

▲昭和初期の嵐山α:冬の渡月橋(BAIJUDOさまより転載)

▲昭和初期の嵐山α:冬の渡月橋(梅寿堂さまより転載)

で、ネットでみつけたのがこちらが昭和初期の嵐山α。

……うーん、やっぱ似てないわ。ごめん。

 

▲Wikipediaより

Wikipediaより

それと後から知ったことなのですが、「嵐山」って北海道や神奈川にもあるんですね。

しかも全部、京都の嵐山αに似ていることから名付けられたとか。

嵐山αに似ているとこ、多すぎじゃない……? 嵐山の供給過多。

 

もし時間とお金ができたら、全部巡って結局どれが一番嵐山αに似ているか、嵐山王者決定戦を開催したいですね!

それではまた次回!

 

(おわり)