香水、つけていますか?
五感の中でも嗅覚は記憶に残りやすいとされています。ですので香水もまた、「自分を誰かの記憶に残したい!」という人にとって良いアイデアなのでしょう。
でも香水よりもっと良い案があります。
それは、自分に食べ物のにおいをつけること。そうすればにおいを嗅いだ相手は、その食べ物を食べるたびに自分のことを思い出すんですよ。すごくないですか!?
というわけで今回は、食べ物のにおいを服に付けて、香水代わりに使えるものを探っていきます。
食べ物のにおいを服につける
はじめに香水代わりに使う食べ物のラインナップを紹介します。
- 焼肉
服につくと本来はあまり嬉しくないにおい。焼肉は好きなので、そのポテンシャルを信じて候補に。- うどん
ダシのうま味を身体中から醸し出したい。- カレー
スパイスの香りは刺激が強いので、嗅ぐ人の記憶に残りやすいはず。- 寿司
お寿司は世界中で人気なので、香水代わりに使えば世界から注目を浴びる。においがやや薄そうなのが懸念点。- コーヒー
香水代わりに使いたい食べ物の中で最有力候補。コーヒーの香りって落ち着くし、ずっと嗅いでいたくなる。- パン
パン生地から香る甘い香りは魅力的なので、パンを身にまとえばモテる。
今回は以上の食べ物を、服と一緒にビンやビニール袋に詰めて、におい付けします。
食べ物のにおい付き服を嗅ぐ
さて、食べ物のにおい付き服の準備ができました。いよいよ嗅いでいきます。
しかし私の嗅覚だけだと不安なので、友人にもお願いして嗅ぎに来てもらいました。
嗅いだ順に感想を書きます。
カレー
普通にカレーのにおい。きつくなくて、フワッと香るカレーのにおいだから取り入れやすいかも。
「ほんまに普通のカレーのにおい。それ以上でもそれ以下でもない」
良いにおい度:★★★★☆
記憶に残る度:★★★★☆
カレー屋度:★★★★★
うどん
夏のおばあちゃん家の台所のにおい……です。木造の台所が見える。
香りを立たせるために温かいまま入れましたが、それが良くなかったのかもしれません。いろんな食材が混ざったにおいがする。上手くうま味を出せませんでした。
「めんつゆのせいなんかなー、嫌なにおい」
良いにおい度:★☆☆☆☆
記憶に残る度:★★★★☆
食材混合度:★★★★★
焼肉
くせぇ!!!!
焼肉を食べに行った時のにおいとは違いました。脳が痺れて、耳の奥が痛い。きもち悪すぎて頭が痛くて、においを嗅いだだけで胸焼けがします。食材というよりは化学物質。これも温かい焼肉を密封したからでしょうか。それにしても、なぜこんなにおいになってしまったのか……。
「エアコンの奥のにおい? おじさんの皮脂と汗が混じったにおいを嗅いだときの、喉にダイレクトに来るタイプの嫌悪感」
良いにおい度:☆☆☆☆☆
記憶に残る度:★★★★★★★★★★
化学物質度:★★★★★
コーヒー
これは最高。
「まあ、純喫茶で働いているのね?」というくらい、コーヒーのにおいが体の内側までをくすぐってきて優雅です。イケてる人になれます。
「コーヒー濃く入れたからか、はっきりにおいついてるわ。すでに1番好きかも」
良いにおい度:★★★★★
記憶に残る度:★★★★★
イケてる度:★★★★★
寿司
においがつかないのではないかと心配でしたが、寿司のにおいがしっかりついていて感激しました。嫌味がない魚介の香りです。魚と添い寝している感覚を味わえます。
「海を感じる」
良いにおい度:★★★☆☆
記憶に残る度:★★★★★
魚と添い寝度:★★★★★
パン
今回あんぱんを30秒チンして袋に1時間閉じ込めたのですが、とても甘い香りが立ちこめていました。あんぱんよりカステラに近い香り。
もう、そばを離れたくない。モテます。
「隣でこのにおいがしたら二度見する。いや、二度見ならぬ二度嗅ぎする」
良いにおい度:★★★★★
記憶に残る度:★★★★★
モテ度:★★★★★★★
香水代わりに使いたい食べ物ランキング
今回の検証を踏まえて、香水代わりに使いたい食べ物をランキングにしてみました。
私と友達で少しランキングが異なりますが、ほぼほぼ同じような結果です。
今回検証してみて思ったのですが、どの食べ物も「記憶に残る度」だけは高いんですよね。やはり食べ物のにおいは、強く記憶に残るということ。食欲は三大欲求のうちの一つなわけですから、食べ物のにおいがする人は魅力的なんです。
ぜひ好みのにおいを見つけてみてください。きっとみんなの記憶に残るはず。
(※香水代わりに使った食べ物はおいしくいただきました)
(執筆:ヤマシタモモネ)