皆さんは今年の「鬼面」の用意はもうお済みだろうか。
今日、2月3日は節分。「立春」の前日に豆をまいて邪気を払い、福を招き入れる日。このイベントの最重要グッズが、敵キャラである鬼になるためのお面である。
「我が家では鬼面は祖父から父、父から私に受け継がれた同じものを使っております」という秘伝のたれみたいな鬼面もあるかもしれないが、やっぱり新たな季節には新たな鬼面がいい。
毎年2月3日が近づくと、どのスーパーも入口辺りで「節分祭り」が開催され、関連商品の付録として鬼面も姿を見せる。
春服の新作はメンノンとかに任せるとして、クレイジースタディ読者が気になるのはやっぱり2023年鬼面のラインナップだろう。
というわけで近所や各最寄りのスーパーを回って調べてみた。回ったのは、いなげや、マルエツ、ヒガコマルシェ、成城石井、紀ノ国屋、サミット、西友、オーケー、ピーコックなど。
鬼面は「ひいらぎ」か「福豆」の付録が定番
※以下、画像キャプションの「」内は商品名で、()内は製造者、販売者、産地など
いなげや
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「ひいらぎ」(千葉県産)199円
まずはスーパー・いなげやで見つけた鬼面。
ひいらぎは柊の枝に鰯の頭を刺したもので、玄関や勝手口に飾ると、柊の葉のトゲ、鰯のにおい、豆ガラの音が鬼を追い払うと言われている。
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こういうの
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「ミニパック福豆」(アリックス)199円
こちらもいなげや。
「福豆」とは、大豆を煎ったもの。
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こういうの
マルエツ
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「ひいらぎ」(JA横浜)198円
スーパー・マルエツで見つけたもの。前出の2つに比べるとかなりシリアスタッチな鬼面。
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「千葉県産はねだし落花生」(小林商事)598円
落花生の袋に合わせてデザインしたのか、かなりビッグサイズな鬼面。鬼面の入っている袋や鬼面の裏面に載っている節分や豆まきの由来なんかの豆知識を読むのも楽しい。
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この鬼面の裏面には、鬼役や豆をまくを人を決めるあみだくじが
ヒガコマルシェ
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「ミニ鬼打豆」(松川屋)38円
この鬼面は、ヒガコマルシェの節分コーナーに同じ松川屋の大パック商品「節分福豆」199円と並んで売っており、店員さんに「どっちを買うと鬼の面が付いてきますか?」と訊くと、「どっちでもいいですよ」とのことだったのでミニパックを買った。
成城石井
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「子鬼の小袋」(豆富本舗)530円
タッチやデザインがなんとなく日本昔ばなし風。年配の方向きのこの鬼面は成城石井でゲット。
節分豆のほか、スティック状のかりんとう「唐変木」や、鬼の足跡をかたどったキャンディー、あられ菓子の「鬼さん太鼓」などの詰め合わせ袋の付録。
紀ノ国屋
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「大面赤鬼」(伊藤軒+920)367円。
コレクション唯一のプラスチック製鬼面は小分けされた福豆の付録。立体感がリアルなハイグレードな一枚。
オーケー
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「福豆煎り大豆100g」(川越屋)98円
スーパー・オーケーでは、プライベートブランドの「福豆煎り大豆100g」か「千葉県産早生味付ピーナッツ60g」を買うと、パウチされた印刷用の鬼面原稿がもらえた。怒り顔の青鬼と笑い顔の、赤鬼2面展開。今回は青鬼にした。
サミット
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「節分ピコピコ太郎」(油屋)258円。
スーパー・サミットではこちらの鬼面を発見。商品名のとおり、鬼面だけでなくピコピコハンマーも煎り豆の付録として同梱。鬼はすでに叩かれるのを察しているような顔つき。
この鬼面を見て、鬼にはヒゲなしとヒゲありがいることに気づいた。この辺はまだ研究の余地がありそうだ。
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「厄除けセット」(沼田利根出荷蔬菜組合)258円
こちらもサミット。「厄除けセット」とあるが、商品自体はひいらぎであった。ひいらぎの付録としてはこれで3つめ。
無料
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無料
ここからはタダでゲットした鬼面2つ。これはサミットの恵方巻きコーナーで発見した。鬼面デビューはこれくらいユルくてがいいかも。幼児向け。
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毎年、フジオプロのデザインによる新作がお目見えする。今年は「シン・カブキ鬼」。歌舞伎の隈取をベースにしているらしい
最後に紹介するのが、付録系鬼面の元祖とも言うべきでん六の鬼面。
このでん六の鬼面は複数のスーパーの節分コーナーで見かけたのだが、単体で置かれているのでどの商品の付録か分からなかったのだ。過去にはたしか看板商品「でん六豆」の付録として売られていたはずだが、売り場にでん六豆はない。
最後に寄ったスーパー・西友では花屋さんの隣で節分祭りが開催されており、そのディスプレイにも鬼面が並んでいる。
(生花を買えばもらえるのか......)
サービスカウンターの店員さんに訊きにいくと、「無料でお渡ししているやつなんでどうぞどうぞ」という。
念願の鬼面をゲットしたところで調査終了。最終的に集めた鬼面は12種類だった。
というわけで
コレクションを全部並べてみた。
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これぞ鬼・MEN'S館。
このコレクションは新宿伊勢丹にだってないはずだ。
よく調子のってる人に対して「鬼の首を取ったような」というような表現がされるが、これだけ鬼面に囲まれて調子にのらないほうがおかしい。
さて。調査の結果、福豆やひいらぎなど節分商品はスーパーによって独自の仕入れ先があるのか、付録の鬼面もかなりバラエティに富んでいることが分かった。
10月31日ハロウィンにおばけや自分のヒーローのコスプレするくらいの感覚で、今日2月3日くらいは街で鬼面を被った人を見かけてもいいような気がするし、「その鬼面、鬼カッコいいじゃん。どこの?」みたいな会話が聞こえてきてもいい。
皆さんも今からスーパーに駆けつけ、自分の顔に合う鬼面を見つけてはいかがだろう。
(執筆:ボニー・アイドル)