広島のお好み焼き屋は、『〇〇ちゃん』という名前が多い。
本当に多いんです。『〇〇ちゃん』って名前のお店。県外から来た人にもよく質問されます。
理由は諸説あるんですが、
戦争で夫を亡くし未亡人になった女性たちが自分の力で出店したため、女手ひとつで頑張った店の名前が『〇〇ちゃん』として多くつけられている。
と、言われているそうです。
原爆で更地になった広島で、女手ひとつで生き抜いた歴史が込められているんですね。
これを聞いた県外の人は、感銘を受けて「〇〇ちゃんが付くお好み焼き屋」を選んで食べに行ったりします。
今回は広島の繁華街を歩いて、「〇〇ちゃんが付くお好み焼き屋」を観察してみましょう。
『〇〇ちゃん』が付くお好み焼き屋
みっちゃん
広島の繁華街の大通りにある人気店『みっちゃん』。
食事時になるといつも大行列ができます。
みっちゃん人形は記念撮影スポットになってたりします。
サンキュー広島💃
メガネの日 pic.twitter.com/g1kuiMSG8k— ユイ・ガ・ドクソン (@yuiGD_GANG) October 1, 2017
ふみちゃん
『ふみちゃん』。創業者は「ふみこ」だったのでしょうか。
文ちゃん
こちらも『文ちゃん』。「ふみちゃん」じゃなくて「ぶんちゃん」かもしれない。
大ちゃん
『大ちゃん』。女性だけでなく、男性の名前がルーツのお好み焼き屋もありそうですね。
開業するオーナーさんが「わしも〇〇ちゃんで開業するけ~の~」と言ったんだと思います。
さくちゃん
『さくちゃん』。創業者は「さくら」だったのでしょうか。だとしたらカードをキャプチャーしてそうなお名前ですね。ほえ~~。
もっちゃん
『もっちゃん』。創業者は全身を義体化した公安9課のリーダーかもしれない。光学迷彩とか使う人。ネットは広大だわ。ですよね素子さん。
がんちゃん
『がんちゃん』。三代目メンバーのお店もあった。
勝ちゃん
『勝ちゃん』。創業者は年中短パン。
中ちゃん
『中ちゃん』は本人の写真が飾ってあるので想像の余地なし。おじさんです。
オーバーナイトレストランってのがいいですね。ちなみにこのお店、風俗街のど真ん中にあります。それでオーバーナイトなんですね、納得。
『〇〇ちゃん』密集地帯がある
広島中区新天地のパルコ前には、お好み焼き屋が密集している『お好み村』というビルがあります。
観光スポットにもなってるんですが、ここは特に「◯◯ちゃん」が多くみられます。
上階から、久ちゃん、かずちゃん、ひろちゃん、将ちゃん、新ちゃん、山ちゃん、文ちゃん、ちいちゃん……
「わかったよ。」
広島駅へ移動したら他にも『〇〇ちゃん』がありますが、今回はこれくらいにしておきましょう。
広島に来ることがあれば、ぜひこの記事を思い出しながら、お店を選んでみて下さい。(もちろん『〇〇ちゃん』以外もオススメです)
いただきます!
おまけ
『お好み村』の隣には、『お好み共和国ひろしま村』というビルもあるんですが、その階段に気になるものが……。
「やっと食べれる! 故郷のお好み焼。おかえり! お好み焼県へ。」
広島って、お好み焼き県だったのか……初めて知ったぞ。
(執筆:真崎真幸)
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