焼きそばって万能過ぎやしないか。
主食として、おかずとして、酒のつまみとして、おやつとして、八面六臂の活躍でお茶の間を席巻している。
きらいな食べ物として焼きそばを挙げる人は聞いたことがないので、もしかしたら万人に愛される完全食なんじゃないか。ベストオブ炭水化物と言っても過言ではないだろう。
今回はそんな、みんなが大好きな焼きそばの魅力を、おれが代表して叫ばせてもらう。
先に言っておくが、この記事には焼きそばの画像しか出てこない。各自それなりの覚悟を持って読んでほしい。
おれの焼きそばフォルダにようこそ!
お好み焼き屋で食べる、カリカリになった麺が好きだ
外で焼きそばを食べるとなると、お好み焼き屋さんに行くのが常とう手段。
逆に焼きそば屋さんで「お好み焼きもやってます」って店は聞いたことがない。調べてないので、あったらごめん。
鉄板で作る焼きそばは間違いない。いわゆるテッパンというやつだ。
たちのぼる煙! 鉄板だと最後のほうは麺がカリカリになるのだが、それがすごく好きだ。
だからといって初めから全ての麺がカリカリだと、それはただの「こげた焼きそば」である。フライドポテトも全部カリッカリだったらいやだろう。
居酒屋で食べる、味の濃い焼きそばが好きだ
居酒屋にも焼きそばはある。
ごはんとして食べる時は豪快に麺を持ち上げてイッキにいくが、酒のつまみとして食べる時は2,3本をつまんでちびちび食べるのがおすすめだ。
よく行く立ち飲みの焼きそば。大阪が誇るソースブランド・ヘルメスソースを使っている。そう聞くだけでおいしそう。
ごくたまにソースがつゆだくで出てきたりするが、味が濃いほど酒のつまみには最適なので問題ない。
角打ち(店内で飲める酒屋さん)にて、レンジでチンするレトルトタイプ。
9%の缶チューハイによく合う。
マヨネーズもかけてくれる。最高。最も高いぜ。あ、値段じゃなくてね。
追加で七味もかけると至高の料理になる。
なお、角打ちで焼きそばを注文すると店中にソースのいい香りが広がり、他のお客さんの注目を集めて人気者になれる。においだから「注目」じゃなく「注鼻」かな。ちゅうび。
個人経営のお店の、具やお皿が日によって変わる焼きそばが好きだ
これは個人経営の居酒屋の焼きそばだ。焼きそばに目玉焼きを乗せた人は一等賞。
麺がモチモチでとてもおいしかった。
別の日に行ったら違うお皿で出てきた。
そして麺がもちもちじゃなかった。notモチモチ。
また別の、個人経営のお店。
「黄色いお皿ってめずらしくない?」と思ったけど、先ほどの立ち飲みも黄色いお皿だった。めずらしくない。
後日、紅しょうがが乗ってきた。ちくわも入ってるぞ!
焼きそばとか焼き飯にちくわが入ってると、なんか実家感が出る。
数週間後、同じ店に行ったらぜんぜん違う焼きそばが出てきた。お皿も違う。
イカだ! みんな集まれ! イカ焼きそばだぞ!
焼うどんのようだが太麺の焼きそばらしい。ちょっと食べた写真ですまん。
いろんなお皿で提供される、焼きそばが好きだ
料理ってお皿もだいじだ。お皿によって料理の味や印象が変わってくる。
果たして焼きそばに合うお皿とは。
鉄板の皿でジュージューいいながら運ばれてきたらうれしいのは、ハンバーグも焼きそばも同じ。
店員さんに「鉄板が熱くなってますので気をつけてください」と言われなくても、見ればわかるくらいにぎやかな音をたててやってくる。祭りだ! みこしだ!
吉野家のカルビ焼きそば。こちらは小さいフライパンで提供される。
吉呑み(よしのみ)をしない人はこのメニューの存在を知らないだろう。しかも280円という奇跡の値段である。
焼きそばだってインスタ映えしたい。
昔懐かしアルマイトのお皿。しかし給食は普通にプラスチックの器だったので、個人的にはぜんぜん懐かしくない。
よく見るとアルマイトかどうかも疑わしくなってきた。
買ってくる焼きそばも、もちろん好きだ
もちろん外で食べるばかりでなく、買ってきて家で食べることもある。
コンビニ弁当としてのやきそば。松崎しげるくらい濃い。
レンジでチンすると、湯気でかつおぶしがしなっとなるのが残念ではある。
はしで持ち上げると、水分で全部ひっついてくるので、ひと口で食べることになる。そしてむせる。
UFOのカップ焼きそば。
UFOってBigがデフォルトで、お腹ペコペコのときは丸い普通サイズを2個買うよね。で、「食いすぎた!」ってなるよね。
マヨビームが下手。
黒い粉がなんなのかまったく思い出せない。
プレーンが好きなんだけど、たまに変わりダネも買う。
すき焼き味って書いてあるから「すき焼き味だ」と思って食べるけど、ノーヒントなら何味か当てる自信がないくらいのすき焼き味。おいしい。
濃い濃いたらこ」の名に恥じぬ、けっこうなたらこ味だった。
ただ、ソースじゃないのでたらこスパを食べている錯覚に陥った。でもうまい。
最近のUFOは ””濃い濃い”” 推しか。
「ソース食おうぜ!」という威勢のいいコピーが食欲をそそる。
ちなみにカップ焼きそばをお皿に盛って食べると、絶妙な違和感があるのでおすすめだ。
集中線を入れると、なんかすごい焼きそばみたいになった。
あと買って帰るといえば、じゃんぼ總本店の焼きそば。関西ではよく見かけるけど、関東にも何軒かあるらしい。
家で作る焼きそばは、セルフバイキングができて好きだ
ホットプレートで作ると、家中に焼きそばの匂いがしみついてしばらく幸福な生活を送ることができる。
スーパーで3食入りの袋麺(蒸し)を買ってきて、ぜんぶ作って大皿に盛る。家バイキングだ。
コンビニでもプライベートブランドの3食入り袋麺が売られており、もれなく美味い。
ただ、家庭用のフライパンで3人前をいっぺんに作ろうとすると、量が多すぎてひっくり返せない。
めんどうだが「1人前×3回」か、「2人前+1人前」と分けて作るといいぞ。わっ、まともな情報!
それではいただきます。
まとめ
冒頭で「みんなが大好きな焼きそばの魅力をおれが代表して叫ばせてもらう」と言ってみたが、実のところ私の撮り溜めた焼きそばの画像を見せたいがための言い訳だった。
まあしかし、私は焼きそばの画像を発表できてよかったし、読者の皆さんにおかれましても、いろんな焼きそばの画像を見ることができてうれしいかったことと思う。
ほら、win-winだ。大団円。
茶色い画像ばかりだったので、最後はカラフルなレインボー焼きそばのGIF動画で締めたいと思う。
長時間見ると目をやられます。自己責任です。ご注意ください。
(おわり)
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