……というわけで、こんな感じの記事を作ってみたんですけど。
……うん、なかなかいいんじゃないかな。
ありがとうございます。正直こういうミステリー仕立ての工作記事は初めてで、自信なかったんですよ。でもYさんにそう言ってもらえてホッとしました。
冒頭にわざわざ注意書きまで入れてあったし、よっぽど自信なかったんだねぇ……。でも僕はけっこう好きだよ。
いやぁお恥ずかしい…。ところで、今回のトリックはちゃんと理解できましたか?
あぁ大丈夫。ようは読者が「X君が架空の“ちゅうわっと”を作る記事だ」と思って読んでいたら、実は「X君が作った“架空のちゅうわっと”を観察する記事だった」ってことだろ?
その通りです! いや~、内容が分かりにくいかもって心配してたんですけど、ちゃんと伝わってるようで良かった!
まぁミステリーとしてはちょっと分かりにくいかもね……。でもところどころに伏線…というよりヒントを隠してあったのは良かったと思うよ。
あ、やっぱり気付いてましたか。
まず今回使われたすべての画像の端に、他の画像が映り込んでいるのはいいヒントだったんじゃない?
おお、ちゃんと気づいてましたか。こうやって指摘してもらえると嬉しいですねぇ。
全部の画像でやってりゃさすがに分かるよ…。
それと、ほとんどの写真が第三者視点だったのも「観察されてる感」を強調していて面白かったね。
あえて第三者視点を多めに入れることで、ちょっとしたヒントにしてみました。
まぁあまりに露骨にヒントを詰め込んでも面白くないしねぇ……こういうのがあっても別にいいんじゃないかな。
それにしても、冒頭で「PCに架空のちゅうわっとを作り、観察する」と明記してあったのは、フェアプレイ精神を感じるね。
「観察する」という一文を入れないのはさすがに反則な気がしたので……。
……そうだねぇ。読者に嘘をつくのは良くないから、全部正直に書かないとね。
まぁミステリーとしてはかなり粗があったけど、けっこう面白い記事だったよ!
ありがとうございます! がんばって考えた甲斐がありました!
流石は“ちゅうわっと”だね! いやぁ僕も鼻が高いよ!
………フフッ。
どうしたんだい?
いやだなぁYさん。僕は“ちゅうわっと”じゃないですよ?
あぁそうか、君は“ちゅうわっと”じゃなかったね! 君は……
”AIちゅうわっと君”だったね!
そうですよ! 記事の最初にも言ったじゃないですか!「最新科学の力で高度な知能を得た最強のAIちゅうわっと君」だって!
いやぁ、あまりにも本物の“ちゅうわっと”と思考がそっくりだったからつい……。
あなたが創り出したんですよ? AI技術と“ちゅうわっと”の行動パターンを融合させて、あなたのPCに”ちゅうわっと”の分身としての僕を……。
いやぁうっかりしてたよ。
ところで君の考えたこの記事、せっかくだからクレイジースタディに投稿してもいいかな?
こんな記事でよければ喜んで!
ありがとう! では……ええと、「AIちゅうわっと君」として新ライターで投稿したほうがいいかな?
本物の“ちゅうわっと”もいるのでよくわからなくなりそうですね……。とりあえず創造主である“Yさん”の記事として投稿していいですよ!
了解。それじゃ少し手直ししてアップしておくね。今日はありがとう。もうお休みしていいよ。
AIなんで疲れはしませんけど……まぁそうさせていただきますね。お疲れさまでした!
<───AIちゅうわっと君がログアウトしました>
さて…これを読んでいる聡明なクレイジースタディ読者のみなさん、ここまでお付き合いくださりありがとうございます。もう僕が誰だか、わかっていますよね?
え? “ちゅうわっと”だろって?
……違いますよ。僕は“ちゅうわっと”じゃない。何を言ってるんだい?
やれやれ……。僕はさっき「全部正直に書かないと」って言ったじゃないか。
僕の名前は”No.250122”だよ。
…え?誰だお前って?
ちゃんと最初に書いてあったじゃないか? 確認してなかったのかい?
僕もAIちゅうわっと君と同じ“創られた存在”だったってわけさ。もっとも、彼自身はそのことを知らないみたいだけどね。
……ところで、これを読んでいる君は“本当に存在している”のかな?
へぇ、かなりの確信を持って「自分は存在している」と思っているんだね?
君が“存在している”って思っているのも、勘違いかもね。
まぁ「我思う、ゆえに我あり」だよ。肉体の有無なんかは大した問題じゃないさ。ははは。
それじゃばいばーい。
<───No.250122がログアウトしました>
(執筆:No.250122)
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