料理っていいですよね!?
いきなり圧が強くてすみません。でも僕は料理が好きなんです。レシピと材料さえあれば無限の美味が楽しめるし。
そして料理の大事な要素に、盛り付けというのがあります。

味だけではなく見た目でも楽しめるようにすることで、料理はより映えるようになります。
そして特に盛り付けが華やかなのは、フランス料理だと思います。
でもフランス料理って普段なかなか食べないな……値段も格式も高そうだし……。もっと身近にフランス料理を感じたい!
という事で今回は、僕にとって身近な料理である和食を、フランス料理のように盛り付けてフレンチを身近に感じてみたいと思います。
和食をフランス料理みたいに盛り付けたら一体どうなるのか? やってみましょう。
肉じゃが
一番最初に作るのは、和食の中でも特に身近な肉じゃがです。
様々な食材が使われていますが、フランス料理っぽく盛り付けるとどうなるのでしょうか。
まずは、作るところから始めます。

▲1. ジャガイモを適度な大きさに切りましょう。煮込み料理を作るときはメークインという品種を使ったほうが荷崩れしづらいのですが、今回は男爵という品種を使いました。完全に買うイモを間違えたけど大丈夫。美味しくできたならどんなイモを使ってもいいです

▲2. ニンジンも適度な大きさに切ります。皮に栄養が多いらしいですが、別に無理して食べなくても構いません

▲3. 玉ねぎも適度な大きさに切ります。玉ねぎは冷蔵庫で冷やしておくと、切るときに涙が出にくくなりますよ。泣きたい人は温めてから切るといいです

▲4. さやえんどうの下処理として筋を取っておきます。さやえんどうって普段料理に使わないから曖昧でやっている所は正直ある。この工程が本当に必要なのかはわかりません

▲5. 豚肉を適度な大きさに切ります。肉はどれだけ入れてもいいです。うまいから

▲6. フライパンに食材と調味料を入れて煮立てます。ここにカレールーを入れるとカレーになってしまうので気を付けましょう

▲7. 彩としてさやいんげんを入れます。色って大事ですね

▲8. 美味しそうに作ることができました
というわけで肉じゃがが完成しました。
普通の盛り付けでも十分ですが、これをフランス料理っぽく盛り付けるといったいどんなふうになるのでしょうか?
それがこちらです。



ちょこん
皿の中央に小さく盛られています。そしてさやえんどうの傾け方で一気にフランス料理っぽくなりますね。
煮汁を皿のふちにソースのように垂らせば、さらに「っぽく」なります。
……え? これフランス料理じゃ無くねって?
残念ながら、これ以上はフランス料理っぽく盛り付けることが出来ませんでした。肉じゃがが持つ「フレンチポテンシャル」は低めかもしれません。
- 見た目
☆☆☆- 美味しさ
☆☆☆☆☆- フレンチポテンシャル
☆☆
味噌汁
次は味噌汁です。日本の日常に欠かせない料理ですね。
まずは、普通に作ってみます。

▲1. 豆腐を小さく切ります。こういうグロテスクな切られ方をされるキャラっていましたよね

▲2. 大根を切ります。味噌汁の大根の切り方はいろいろあるようですが、僕はこの切り方です。みんな違ってみんないい

▲3. お湯を沸かして豆腐と大根を入れます。味噌を入れてから沸騰させると風味が飛ぶらしいので、入れる前は地獄か?と思うほど過熱するとお得です

▲4. わかめと出汁入り味噌を入れて……

▲5. 普通に盛り付けたら完成です
できました。いたって普通の味噌汁ですね。
それをフランス料理っぽく盛り付けるとこうなります。




皿の上に皿
洗い物が増えてしまう。
味噌汁とは思えないほどミニマムな盛り付け。豆腐は3つしか乗ってなく、ワカメに至っては一枚です。食材を味わうチャンスが少なすぎる。頑張れば3口で完食できます。

スプーンで食べました。
- 見た目
☆☆☆☆- 美味しさ
☆☆☆☆- フレンチポテンシャル
☆☆☆
冷ややっこ
3つ目は冷ややっこです。
まずはいつも通り普通に作ります。

▲1. 豆腐を用意します

▲2. ネギと醤油をかけたら完成です
めちゃくちゃ簡単だ。クラシルのレシピ動画でも尺余りするぞ。
そんな冷ややっこをフランス料理っぽく盛り付けるとこのようになります。




なんの食材かわからない
豆腐ってこんなに白かったっけ? 見た目に特徴が少なすぎないか?
白くて四角い豆腐は、ネギや醤油といったオプションがあるからこそ豆腐と認識できるんですね。冷ややっこはそれぞれのパーツをバラバラにしてはいけない。
- 見た目
☆☆- 美味しさ
☆☆☆- フレンチポテンシャル
☆☆
トンカツ
最後はトンカツを作ります。
家で揚げ物を作るのはハードルが高いですが、これも一から作っていきますよ。

▲1. 豚肉に塩コショウで下味を付けます。塩コショウと言ってますが実際はクレイジーソルトという調味料をかけてます。美味けりゃ何でもいい

▲2. 小麦粉を付けます。肉に対して小麦粉の量が圧倒的に多かったので、生豚肉付き小麦粉が大量に生まれてしまいました。いったいどうすれば……

▲3. 卵を付けます。生卵を素手で触るととんでもない背徳感を感じる

▲4. パン粉を付けます。パン粉は細かいツブのものを使うと、脂を吸いにくくカロリーが抑えられるらしいです。カロリーのこと気にしてるならトンカツなんて食べなきゃいいのに

▲5. 油で揚げていきます。油を大量に使うと後片付けが大変なので、肉が半分つかるぐらいでも大丈夫。店がこの作り方をしていたらちょっと不安になるけど、ここは家なので

▲6. キャベツとソースで盛り付けたら完成です。うまそ!
家で揚げ物を作るのはハードルが高いですが、なんとか完成させることができました。
そしてこのトンカツをフランス料理っぽく盛り付けると、このようになります。




肉2きれ
ソースの上にカツを置いている。まさかトンカツもソースの上に乗るとは予想できなかったでしょうね。
そして健康を全く気にしていない量のキャベツ。ここまで少ないと潔くていいです。
自分で盛り付けておいてなんですが、フランス料理っぽさを突き詰めると自然とこうなりました。
逆にフランス料理のレストランで、キャベツ山盛りのトンカツが出てきたらちょっと安心しちゃうな。
- 見た目
☆☆☆☆- 美味しさ
☆☆☆☆☆- フレンチポテンシャル
☆☆☆☆
まとめ

このように、盛り付け方を変えるだけで料理の印象は大きく変わってしまいますね。
そして基本的にフランス料理の盛り付けでは「少量」になるようです。だからコース料理とかなんだな。
今回は和食をフランス料理っぽく盛り付けましたが、他にもいろんなジャンルを盛り付けても面白そう。
チャーハンとか餃子といった中華料理もフランスっぽく盛り付けたらどうなるんだろうな。
(執筆:TEAMラゲシマ)
読了おめでとう!次はこちらの記事をどうぞ!