初めまして。ライターの愛らしゅーです。
お風呂に入っている時、背中がかゆくなったのでかいたんです。
そしたら、強い痛みを感じました。
実は背中に、直径6ミリほどのほくろがあり、それを爪で引っ掻いてしまったんです。
これ絶対血が出てるだろというぐらい痛かった。出てなかったけど。
それ以来、背中をかくときにホクロの事が気になってソワソワするようになりました。プールなどで裸になるときも、誰かに見られてるんじゃないか…とネガティブな感情を持つようにもなるし。
嫌だ…! ほくろ取りたすぎる!
というわけで手術でほくろを取ってきました。今回はその手術の様子をレポートします。
背中のほくろが気になる
一番最初に背中のほくろに気付いたのは、5年くらい前です。
先述したように、背中をかいていたらガリっとやってしまいました。
これはめちゃくちゃ痛かった。そこからは背中を洗うときに常に気を使って洗うようにしています。
同じように、あごや鼻の下にほくろがあり、髭剃りのときに気を使っている人も多いのではないでしょうか。ほくろは痛い。引っ掻くとかなり痛いんです。
でも、ずっと気にしながら生きていくのは嫌です。
特に背中は自分では見えないため、人前で裸になるときにどういう風に見られているのかが気になるんですよね。
背中に大きいほくろがあるのは精神的に疲れます。
そして嫌すぎたので、手術をすることにしました。
ですが、僕は体に刃が入ることにすごい抵抗感を持っています。そもそも手術って単純に怖すぎる。
肉を切るんですよ? 血が出るんですよ? ヤバくないですか?
なのでずっと(手術したいな…)と思いつつもそのままにしていました。
そして数年たった後、テレビでとある特集が流れました。それがほくろ特集です。
「ほくろ特集ってなんだよ」という感じですが、番組内でほくろに関するアレコレを解説していました。
ほくろに対してコンプレックスを持っている自分は、それをよ~く見ていたんです。
すると番組内でこんなことを言っていました。
大きなほくろは
ガンのサインかも!?
7ミリ以上は要注意!
…マジで?
僕のほくろは、頑張って測ってみた結果、6ミリでした。6ミリってことはほぼ7ミリです。
という事はガンかもしれません。これは怖すぎる。
どんどん病院に行かないといけない理由ができています。本当に行かないといけない。
でも、逆にそれが怖くもありました。
もしも病院に行って、ほくろがガンと言われたら?
大きな恐怖を見たくないがために、余計に病院に行きにくくなってしまったんです。これがよくなかった。
しかしほくろに気付いて数年も経っています。さすがに覚悟を決めないといけません。
ここで止まってたらもう永遠にできない気もするし、無理やり体を動かして近所の皮膚科に予約をしました。
予約をしてしまったので手術確定です。怖すぎ。
でも嫌だー! 手術したくない! マジで嫌だ! 本当に。 本当に!
いややりたいんだけど。ほくろは取りたいんだけど。でも怖すぎる。
別にさっさとすればいいじゃん、とか思ってます? 怖いのよ!してたらするよ! 怖いから出来ないんですよ!
ほくろ除去手術の診察に行く
僕は今まで手術をしたことがありません。体に刃を入れたこともないです。なのでめちゃくちゃ怖い。
ほくろを取るというのは小さな手術だし、お医者さんは何回もやってるだろうから失敗することはないと思いますが、やっぱり怖いものは怖いです。だから本当に震えました。
というわけで手術後の自分のために、ご褒美を用意することにしました。手術の後に嬉しいことがあれば、少しは頑張れますよね。
なので「めちゃくちゃデカいアイス」を買いました。2リットルあります。心の傷はでかいアイスで癒しましょう。
ご褒美を買って準備万端。覚悟を決めて病院に行きました。
ですが最初に行ったときは診察だけで終わりです。その診察のときに手術の予約をします。つまり初回で手術ができるわけではなく、何回か通わないといけません。
あと、一回目の診察の時にほくろを見せたのですが、一瞬で「良性」だといわれました。つまりガンではないということ。
一瞬で判断ってすごいですね。なんか心配事がすぐに消えたので、あっけなくも感じました。意外とそんなもんです。
そして一週間後に手術の予約を決め、その日は帰ります。
ほくろ除去手術当日
一週間後の手術当日。
受付に診察券を渡して10分ほど待つと、僕の名前が呼び出されました。いよいよ手術です。
もうここまで来ちゃうとなすがままというか、蛇の飲みこまれるカエルのように抵抗することなく、呼ばれたら行くだけでした。
なお、ほくろ除去の手術はかなり小規模です。いわゆる手術室!というようなところではなく、普通の診察台の上に寝転がってやります。
看護師さんに「ここで寝てね~」って言われたときは(あ、こんな小さいところでやるんだ…)と思いました。
僕は手術が本当に苦手なので、看護師の方に「めちゃくちゃ緊張してるんですよね」と伝えました。
すると看護師さんは、僕の緊張を察してか積極的に声をかけてくれたり、状況を説明したりして緊張を和らげようとしてくれます。
お医者さんにとって、このような手術はもう何回もやっていて当たり前の仕事になっているでしょう。なので、お医者さんはほくろ除去手術ぐらいでは緊張しません。緊張という概念を忘れています。
なので(悪いけど寄り添ってください!)という気持ちで「緊張してるんですよね~」といったら、けっこう優しくしてもらえます。というか言わないと優しくしてくれません。(これは病院によるけど)
緊張している人は、ちゃんと緊張しているといいましょう。
緊張をほぐすために軽い雑談をしてくれた後、いよいよほくろの近くに麻酔を打ちます。ですが麻酔は神経があるところに打つので、痛いです。
神経があるところに打たないと神経に作用しないから、麻酔の意味が薄くなるらしいのです。だから神経が多いところ(一番痛いところ)に刺す必要があるとのこと。お医者さんが言ってました。
なので麻酔は痛いです。インフルエンザの予防接種の2倍ぐらい痛いです。
でもこれはしょうがない。耐えてください。僕はめちゃくちゃ唇をかみしめ拳を握りしめて耐えました。
でも逆に言えば麻酔さえ我慢すれば、あとは全く痛くありません。皮膚が引っ張られる感覚はあるけど、本当に痛くない。
実際に、麻酔の後にメスがいつ肌に入ったのか全く分からなかったです。仕事人か?と思えます。
あとは楽勝です。適当に横になってれば終わります。全く痛くありません。でも緊張はずっとしていたので、看護師さんの話を適当に聞いてました。
結構雑談しながらの雰囲気で手術をしていたので、(あ、この人たちマジでやり慣れてるんだな)と思えます。
なんなら看護師さんが「鶏肉の筋を切るみたいなもんだね~」って言ってました。鶏肉ってオイ。
他にも「まな板の上のコイだね」とも言ってました。すごいな。患者にそんなこと言っていいんだ。
でも緊張する!って伝えたから、和らげるために言ってくれたんでしょうね。ありがたいです。
でも、看護師さんのほかに、実際にメスを持っていた40代ぐらいの男性のお医者さんがいたんですけど、その人の口が悪くてちょっと笑ってしまいました。
「あ~すごいな全然切れねえや」
「やっぱり若いと肌に張りがあってメスが入らないね」
「この前ジジイのほくろ取ったけど、皮膚がダラダラですぐ終わったもんな。がはは!!」
ジジイって。
そんなこんなで10分が経ちました。傷口を糸で縫って、手術は終了です。背中なので見えないのですが、お医者さんは3針縫ったと言ってました。
そしてふと横を見て見ると、作業台の上に銀のトレーがあり、そこに血だらけのほくろがあります。
おお。グロい…。
でも血だらけだったけど、手術が終わったことでハイになっていたので全然大丈夫でした。
その時に「写真とってもいいですか?」と聞いたらOKだったので、ほくろの写真も撮ることができて嬉しかったです。
手術が終わった時の感想ですが、はっきり言って最高でした。
めちゃくちゃ緊張したけど手術が無事に終わったことや、長年悩んできたほくろとおさらばできたことで、テンションがめちゅくちゃ上がります。手術ハイになります。
手術が終わるのはめちゃくちゃ楽しいです。本当に最高。大笑いして何でもできる気分になります。
その後、気になっていることを看護師さんに聞きました。
愛らしゅー:
「麻酔が切れたらやっぱり痛いですかね?」看護師さん:
「そこまで痛くないと思うよ。チクチクするぐらい。不安なら痛み止めの薬を用意しとくといいかもね」
あー。そこまで痛くないんだ。良かった! 安心!
ほくろを取って数日経って思ったこと
痛いです。麻酔が切れると痛い。全然痛い。チクチクというかズキズキします。
でもこれは正直どこに傷があるかでだいぶ違うと思います。
とにかく、手術をするなら痛み止めは絶対にあったほうがいいです。カロナールとかロキソニンなどを用意しときましょう。
現在、手術が終わって数日経っていますが、やっぱり取ってよかったと強く思います。
ほくろ取りたいな…手術しなきゃな…という「やってないことへのストレス」がゼロになるわけですからね。
それに、たとえ良性のほくろでも、自分の中でストレスやコンプレックスになっているなら取るべきだと思います。
手術自体はほくろを取るという肉体的な変化ですが、精神的にもいい影響を与えてるはずです。
これは本当に嬉しい。悩んでいる人は絶対にやったほうがいい。
まとめ
ほくろで悩んでいる方は、一度病院に行ってみてください。
自分のほくろが良性なのか悪性なのか、わかるだけでも心の負担がかなり軽くなると思います。
どっちみち悪性だったら手術とかすると思うので、それならさっさと病院に行っちゃいましょう。そっちの方がお得ですよ。
僕は取ってみて「マジで最高!!!!」と思いました。
手術って聞くとちょっと怖いですが、本当に小さい手術なので死なないです。大丈夫。
また、ほくろ除去は美容目的だと保険がきかない場合もあるそうです。
一度よく調べてみたり、近くの皮膚科に行って先生と話してみてください。今回の費用については保険適用で1万円未満でした。やっす。
気になる方は取ってみては?
(執筆:愛らしゅー)
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