どうも、ちゅうわっとです。
食事は静かな環境で手早くすましたい派なので客の少ない店によく行くのですが、客が少ないのでよく潰れます。つらい。
突然ですが皆さん、
右腕、封印されてますか?
僕はされてません。
漫画やアニメなどでいわゆる「厨二病」といわれるキャラが、「くっ…右腕が疼く…」とかやってるアレです。まぁ現実世界にもそういう人もいますけどね。だいたいそういう人は口調のわりにイイヤツなのでそっとしておいてあげましょう。
何を隠そう、僕も中学生のころにはよくそういった妄想をしていました。あ、もちろん実行はしてませんよ? これ以上いじめられるのも嫌だったんで。個人的に好きなシチュエーションは「悲しき過去を持つ孤独な魔王」です。対戦よろしくお願いします。
そんな僕ですが、大人になった今でも「魔王の右腕」への憧れを捨てきれずにいます。
なので今回は、魔王の右腕を作成してこの世界を掌握していこうと思います!
これで連日連夜、酒池肉林の饗宴を楽しめますね!や ったー!
3Dプリンターで右腕を作製しよう!
というわけで右腕を作製していきましょう! 今回も3DCADと3Dプリンターで設計&作成していきます!
印刷したパーツを接着して完成です!
それではさっそく、魔王の右腕を装備してこの世界を掌握しましょう!
右腕が…疼くッ…
オッス! オラちゅうわっと! 26歳職なし金なし彼女なしのどこにでもいるただの成人男性だ! ただみんなとちょっと違うところは…
右腕がハチャメチャに封印されてるってことかな!
どうやら伝承によると「大いなる雷によって激しい怒りに目覚めたとき、封印が解かれるであろう」とかなんとか言われてるらしいけど、高卒の俺にはさっぱりだぜ!
今日は友人の家に遊びに来たぜ! おじゃましま…
バチッ(静電気)
イラッ…
ピカッ
えっ?
マジで???
………。
……。
…。
世界征服の時間じゃぁ~~~~~~~!!!
というわけで封印の解かれた我が右腕、「†漆黒の忌み爪 “咎裂き”†」について貴様ら人間どもに説明してやろう…。ククク…。
まず特筆すべきはこの鋭い爪と棘だ。触れるもの総てを切り裂き、相手を死に至らしめるのだ…。また返り血を吸収して、棘はより鋭く成長するぞ…。ククク…。
さらに筋力も格段にパワーアップしているので、リンゴくらいなら簡単に握りつぶせるのだ…。どうだ、恐ろしかろう…。ククク…。
このように粉々に砕け散るのだ…。ククク…。
そしてこの右腕よりあふれる強大な魔力により、ありとあらゆる生物を我が支配下に置くことができるのだ…。ところでこの動物はいったい何なんだ…? ククク…。
必殺技は「滅尽破王斬・紅(めつじんはおうざん・くれない)」だ。悉くを破壊し万物を切り裂く最強の一撃だ…。ククク…。
出力を調整すればこのように料理に使うこともできて便利なのだ…。ククク…。
ククク…。最近大根が安くなってとても助かっておるぞ…。いただきます…。
爪が邪魔で箸がうまく扱えないっ…!!
…ククク。ならばフォークで食せばいいだけのこと…。さて、部屋着にでも着換えてくつろぐとするか…。
服が脱げぬっ……!!!
棘が邪魔過ぎるっ! …まぁ仕方があるまい、この服は諦めて切り裂くことにしよう。ククク…。
………。ん? 待てよ? 脱げないということは逆の場合は…?
服が着れぬっ……!!!!
棘が!!! 邪魔過ぎる!!!! なんなのだこれは!!! そもそもこんなところに棘なんかあっても戦闘には使わないだろ!!!!
はぁ、はぁ…。まぁよい、もういっそ上裸で生活するのも魔王っぽくていいのかもしれない…。
とりあえず飯も食ったし、次の記事でも書くとするか…。
タイピングしにくいっ…!!!!!!!!!
あああああああああああああああああああああああああ!!!!!
爪がデカすぎるせいで隣のキーを押したり引っかかって文字がうまく入力できない!!!!!
スマホで入力しようかとも思ったけどそもそも画面が反応しない!!!!!
………ふぅ。
もう疲れたので、我の可愛いしもべに餌を与えて寝るとするか…。
さぁおいでフクタロウ…。
あっ…。
そんな…。ちょっと軽く触れただけなのに…。
………こんな、触れるもの総てを傷つける力なんて、いらない。
しかし封印を解いてしまったからには、僕はこの力と一生付き合っていかなきゃいけない…。
………。
……。
…。
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁあぁぁああぁ!!!!!!!!!
もう
こんなせかい
ほろぼしてやる
こうして封印から復活した魔王「血癒謳和賭(ちゅうわっと)」によって世界は闇に包まれた。
みたいなことを中学生の時よく妄想してました。それではさようなら。
おまけ
リンゴは中をくりぬいてました。種はないけど仕掛けはあるよ!
非力なので全然うまくいかなかった。
もちろんおいしくいただきました。
すごく外しにくいので面倒だった。
(執筆:ちゅうわっと)