こんにちは、じきるうです!
半目で失礼します!
今まで隠していましたが、実は僕、大学院生なんです。
ダンスとメディアに関する研究を行なっています。
それはそうと、研究って何かとお金がかかるんですよ。
研究に必要な資料や機材の購入など、院生でも年に数万〜数十万円は軽く飛んでいきます。
お金のない学生には、大変な出費です。
中には数百万〜数千万円する研究機材もあり、やりたい研究があっても出来ない学生は多くいます……。
そんな金のねぇ学生のみなさんに朗報です!
VR機材が!!
モーションキャプチャーが!!
クロマキーが!!
ぜーーーんぶ使い放題!!
しかもタダ!!無料!!FREE!!いえええええええい!!!!!
そんな夢のような環境があるんです!!
それがここ、「アドバンスドテクノロジーラボ(通称:ATL)」です!!
ATLはリクルートテクノロジーズが運営するオープンイノベーションスペースです。
最先端のテクノロジーを使って開発をしたいエンジニアを応援するために、2017年6月に設立されました。特にVR関連の設備が強いです。
JR恵比寿駅より徒歩10分の場所にあります。
ATLの設備は、ATL客員研究員(会員)として登録さえすればいつでも自由に無料で使えるとのことです!
身分証さえあれば、誰でも無料で登録できます。
ご覧ください。
ATLのオフィス、めちゃめちゃオシャレです。
木目調の自然感あふれる家具が揃えられています。
緑がいっぱい、太陽光いっぱい。インスタ映えます。ここに住みたい。
非常に静かで居心地の良い環境なので、集中して開発することができそうです。
ATL館内はこんな感じです。
VR機材付きの開発PCブースをはじめ、バックパックPCルーム、グリーンバックルーム、モーションキャプチャルームなど、高度な設備が揃えられています。
グリーンバック(クロマキー)ルームとか、通常1日レンタルしたら数万円はくだらないですからね?
ここではそれらが、全て無料で自由に使えるのです。本来ならありえないことです。経営大丈夫??
また、備え付けのPCにはハイエンド機種を採用しているため、高負荷の処理でも快適に動作します。
各機材ルームには取扱説明書が置いてあり、初めて機材を扱う人でも安心して使用することができます。
モーションキャプチャーなんて、使ったことある人の方が少ないでしょうしね。マニュアルがあるのは嬉しいですね。
ちなみにATLでは、ソフトバンクの人型ロボット”Pepper”の貸し出しも行なっています。
Pepperを使った開発は近年流行していますし、是非とも一度挑戦してみたいですね。
僕も「ゴリラの筋肉!ぼよよ〜ん!」と永遠に叫び続けるだけのPepperを開発したいです。
なお、写真では電源が入っていないため、首を前に垂らしています。
ネガポジ化したら、闇落ちして人類に復讐を誓ったロボット兵みたいになってしまいました。
やめとけばよかった。安易なネガポジが人類を滅亡へ導く。
ATLではVRでのジェットコースター体験など、いくつかアトラクションも用意されています(※要予約)。
え、なに、普通に遊園地じゃん。
また今度、ちゃんと予約して遊びに来たいです。
施設を見学していたところ、偶然にも学生がやってきました。
なんと都合の良い。まるで元々そういう予定だったかのようだ。
東京工業大学2年生の渡辺侑真君。
東工大のデジタル創作サークル『traP』に所属するクリエイターであり、普段はドット絵を使ったレトロ風ゲームを作っているようです。
渡辺君たちが作ったゲーム作品の一つ、『Ninja Flicker』。
「背景をフリックして主人公(忍者)を動かす」という斬新な操作性が面白い2Dアクションゲームです。
ATLのハイエンドPCを操作する渡辺君。
開発PCブースではPC1台につき、ディスプレイが2台備え付けられています。
快適な開発環境にご満悦の様子です。
各PCにはクリエイターたちの味方『Adobe Creative Croud』が標準装備されています。
その他にも、Unity、Oculus、Vive、Motive、Epic Games Launcher、GeForce Experience、Visual Studio Code、3D Vision、SteamVRなどなど、VR開発に適したソフトウェアが豊富に取り揃えられています。
すごい、このPCがあれば何でもできるよマジで……。
ちなみに渡辺君が開発を進める裏で、僕はVR機器を装着して遊んでいました。
すっごい!真っ暗!なんっにも見えない!!
(※電源を付けていないからです)
※VRを装着する際は、必ず保護用布マスクを付けましょう。マスクはATLで無料配布されています。
せっかくなので、渡辺君に少しお話を聞いてみたいと思います。
じきるう:
今日はATLの設備を使ってみて、いかがでしたか?
渡辺君:
そうですね、まずこの施設全体がかなり広くて快適ですね。木のぬくもりがあり、明るい環境で素敵です。
設備面でいうと、VRを中心とした高額な機材が数多く揃っていて、開発にはかなり適していると感じました。
ハードの機材だけでなく、ソフトウェアも充実しているのはありがたいです。基本的な開発ソフトウェアがほとんど入っているので、事前準備なしにすぐに開発に取りかかれます。
じきるう:
なかなかここまで整った開発環境はないですもんね。
渡辺君:
そうですね。
いずれの機材も、学生にとってはなかなか手を出せない高額なものばかりなので、非常に助かります。
じきるう:
どのような用途でこの施設を使いたいと思いましたか?
渡辺君:
VRを使ったゲーム制作をする際に使いたいと思いましたね。
またゲーム制作以外にも、グリーンバック(クロマキー)ルームを使った合成映像の制作にも使えそうですね。モーションキャプチャーもありますし、様々な開発の可能性があると思います。
あと、単純にPCのスペックが非常に高く、モニターも大きなものが2台ずつあるのは良いですね。普段の作業をするのにも非常にやりやすい環境だなと思いました。
じきるう:
全ての設備の利用が無料ですし、普段使いできたら最高の環境でしょうね!
じきるう:
では最後に、今後もATLを利用したいと思いましたか?
渡辺君:
そうですね。
現在、サークルのプロジェクトでVRを用いたゲーム開発を考えているので、プロジェクトを進める際はぜひ使用したいですね。
VRに興味があるメンバーは結構いるので、彼らもATLに呼んで一緒にVR開発を学んでいきたいと思いました。
いかがでしたか?
現在、ATLには413人のATL客員研究員がいますが(2018/03/01日現在)、学生の登録者はまだ少ないとのことです。
また、頻繁に施設を利用しているユーザーは数名程度しかおらず、普段は結構空いているようです。
金のねぇ学生の皆さん、今がチャンスですよ!
登録料・利用料は一切かからないため、この機会にフラっと寄ってみてはいかがでしょうか?
ATL公式Webサイト: https://atl.recruit-tech.co.jp
- 住所: 東京都渋谷区広尾3−12−36 ワイマッツ広尾ビル4F
- 営業時間: 平日 10時〜22時(土/日/祝日は休館)
- 利用料: 完全無料 ※要 ATL客員研究員(会員)登録
ATL客員研究員(会員)の登録手続きはinfo@atl-hiroo.jpへご連絡、もしくはこちら(https://atl-hiroo.recruit- tech.co.jp/member-regist/)から!
(おわり)